別れ

MBAを卒業して8年が経過した。その後は。世界をまたにかけて働く人、国内に根を下ろす人。キャリア展開は様々である。 今後のキャリアを考え、研究することを考えていた矢先、訃報が届く。同窓生がなくなったという。 超エリートであり、当然将来を嘱望されていた出世頭であり、温厚な人柄で皆から愛された人であった。 現地で挙げた結婚式のビデオ撮影に失敗したとき、彼がハンディカムで式を撮影してくれて、本当にありがたかった。出世するのがわかる気がした。彼のおかげで、手作りの挙式は今も映像として残っている。感謝しきれない。 その後生まれた息子が、挙式の映像を見て外国に興味を持つようになった。今後ますますこの映像の価値は、私たち家族にとって高まるはずだ。地味な撮影を買って出てくれた彼のことを、ビデオを見返すたびに思い出す。 先日通夜に参列し、別れを告げた。同じぐらいの子供を持つ身として、言葉にならない。留学先で一緒にテニスをしたことを、昨日のことのように思い出す。 「やりたいことがあるなら、やっておいたほうがいいですよ」 「後悔ないように、家族にできるだけのことをしてください」 そんなことを彼が言っているような気がしてならない。

プライマリーリサーチ

2012-07-07 13:03:42 往復4時間掛けて英語学校を訪問し、べったり張り付いて、生徒にお願いし毎日アンケートを集めています。 自分なりに問題点の仮説をたて、データを集めてそれを定量的に分析し検証する。 回答に15分ぐらいかかるので、文字通り頭を下げてお願いする。これほどデータ集めが大変とは思いませんでした。 この英語学校の理念に共感しているので、経営学の知識を利用してもっと普及させたい。その一念でとりくんでいます。

MBA semester2の総括

2012-07-11 08:55:44 日本への一次帰国中、MBAのSemester2 成績が届きました。 今回もすべてパスし、満足できる成績だったので、素直に喜びたいと思います。 TOEIC240点からスタートし、ようやくここまでたどりつきました。 無我夢中で吐きそうになるほど勉強したSemester1に比べ,MBAの勝手が分かったSemester2は比較的楽でした。適度にブレーキとアクセルを踏み分けることができたためです。 これであとは25000ワードの卒業論文を残すのみ。 先週は日本にある英語学校にお邪魔し、1週間かけて60人ほどにアンケートとインタビューを行いました。現在はデータの集計と分析を行っています。膨大な量なので、集計もひと苦労です。 アンケートにご協力いただいた生徒から何度も同じような質問を受けました。 英語に関してというよりは、留学の決断についてです。 「なぜ大企業をやめ、すべてを捨て去ってイギリスの大学院に留学したんですか?」 「資金はどうしたんですか」 「いったいこれからどうするんですか?大丈夫ですか?」 あまりにも似たような質問を受けるので若干閉口しました(笑)が、話せる範囲で丁寧に回答させていただきました。 感じたのは「状況が許せば、きっと皆さん留学したいんだろうな」ということです。 MBAが終わろうとしている現在は、自分でリスクを取っているという感覚は全くないのですが、確かに会社をやめて留学する決断に揺れていた時は、随分と怖かったですし、悩んだのを思い出しました。 でも不思議なことに、今は「何をしてでも生きていける」、と楽観的です。 もう大企業で働くつもりはなく、留学中に感じた自分の問題意識、志を実現するために働きたい。 留学でありとあらゆる国・階層の人と出会った経験が、私の視野を大きく広げてくれたのだと思います。 やりたいことがあっても、多くの人はリスクが怖くて踏み出せない。転職も留学も起業も、おそらく同じでしょう。 リスクテイク出来るひととできない人の違いは、どうしても実現したい志や、後悔したくないという思いがあるかどうかではないでしょうか。 その道を選べば不利益、困難が想定される。安定を失う。怖い。 それでも挑戦したいのか。その意思が問われている。 MBAの最終プロジェクトは、そんな私の志を形にする第一歩です。

日本で英語を学び続ける難しさ

2012-07-17 17:10:43 日本に一時帰国して2週間、ほとんど英語を使用しませんでした。 Financial timesは毎日チェックし、Economistも主要記事は読んでいましたが、それでも英語の使用頻度はイギリスにいたころと比べて圧倒的に少なくなりました。 リサーチやら何やらで目が回るほど忙しかったことも理由の一つですが、日本に本帰国したらどのように英語学習を継続するかが目下の課題となりました。 考えられる選択肢を挙げてみます。 ・英語の日常的に使用する職種に就く ・英語学校に通う ・プライベートレッスンを取る ・英語カフェに顔をだす ・英語学習サークルを立ち上げて仲間を募り、学習を習慣化する ・英語の資格を勉強する ・Harvard business reviewなど有料雑誌を購読し、英文を読むモチベーションを作る ・BBC Worldを契約し、常時英語のニュースで情報を取る ・海外の通信制大学院などに入学し、英文の読み書きの必要性を作る ・英語ブログを毎日書く、留学1年目と同じように ・洋書の書評ブログを始める ・・・ いろいろと方法はありますが、問題は日本で英語を学習し続けることのむずかしさ。 英語を使わずとも、生きていける。英語ができない情けなさをあえて味わう必要もない。 極東の島国で激しく英語を学び続けるには、必要性に身を置く、せざるを得ない状況を作り出すことが、何より大切なのかもしれません。 日本に帰国したMBAの先輩に話を聞くと、業務で全く英語を使わないため、留学したことがまるで活きないし、留学したことすら忘れ始めている、と話す人もいました。 MBAを取って、それをどう使うのか。この決断が非常に重要と感じます。

EasyJet

2012-06-09 18:42:41 MBAのモジュールと試験が終了して時間ができたので、今週は念願だったスペインの首都マドリードへ3泊4日でいってきました。 マドリードは時の流れがイギリスと異なり、とにかくゆっくり流れていました。とにかく、ここちよい。 のんびり生きているスペイン人を見ると、なんだか自分が無意味に生き急いでいるようにも感じました。 交通手段はEasyjetにのってBristol空港からMadridまで約2時間です。 今回初めて格安航空会社Easyjetにのりました。 MBAで同様の格安航空会社のケースを勉強しましたが、そこで学んだポイントはEasyJetにもあてはまります。 ・欧州圏にフォーカス ・最低限設備の機内 ・オンラインを徹底的に活用した簡素なオペレーション。 ・早期予約すればするほど安くチケットが買える仕組みで、空席率を極力下げるインセンティブ。1か月前に予約すれば、私がのったラインは30ポンド(4000円)ですむ。 ・空港利用率の向上が課題の、地方の不人気空港にたいして長期の契約をちらつかせ、Buying powerを発揮して安く使用空港を確保する。 乗ってみての印象は、オペテーションが優れてるな、という印象をうけました。 チェックインを含めた全ての手続きがオンラインで完了でき、人件費が抑えられています。 また荷物を預ける場合に追加料金が取られるため、乗客は荷物を極力機内持ち込みしようとします。結果として空港での手荷物預かりオペレーションは驚くほど簡素化されています。 Annual report 2011を読んでみると、路線の拡大とともに売り上げ・乗客も右肩あがり。 売上は約3500億円、前年比10%以上伸びています。 コスト構造はOperating expenses が90%以上。ラウンドオペレーションと燃料が費用の大半を占め、人件費の割合は少ない。総資産5000億円中、大半は機体が占めています。 キャッシュフローを見ると、営業キャッシュが大きく、投資キャッシュを賄っており、本業でしっかり稼ぎ、投資にもお金をつぎ込んでいます。 Netの利益率約8%。低いように見えますが、同業界の中ではかなり高い水準の利益率です。 航空業界は過当競争で各社とも苦しい経営が続いており、MBAの戦略教科書には世界の航空会社の利益平均は1~2%程度とありました。 空席率を抑えることで座席販売を高回転させて売上を伸ばす。同時に人件費を抑えたオペレーションをp導入している。 コストリーダーシップの戦略で競争優位を作り出し、同時にITをうまく活用しシンプルなオペレーションエクセレンスを実現しているように感じました。