褒めも叱りもしない アイアンガーヨガ

今日は久々にアイアンガーヨガ教室に行ってきました。 仕事や勉強が忙しく、毎週参加できないため、毎回ドロップインとしてレッスン料4000円を払います。 もともと私の仕事がファイナンスなので、お金の投資効果、ROIにはうるさいのですが、このヨガに関して言えば、4000円は安いものです。 ちまたに溢れるヨガの99%は、怪しいものだと疑っても、決して損はないと私は思います。 これまでいろいろなヨガ教室をはしごしましたが、その中で感じたのは、 「好立地な場所でヨガ教室を運営しようとすれば、当然投資回収が必要となる。そうなると、ヨガにビジネス要素が持ち込まれる。 結局お客をつかむ為に、甘言を弄し、怪しげなヨガとなっていく」 というものです。 生徒の事はそっちのけ、とりあえず「ほめる」「楽しませる」「気持ちよくする」。そんなことに躍起になっているヨガ教室が、残念ではありますが世間の大半なのです。 一方で、そんな商業主義と一線を画しているのが、アイアンガーヨガです。 駅前でビラ配りするようなヨガではなく、あえて宣伝すらしません。 初心者でも怪我することなく体を強く柔軟にさせるための、確立された指導体系が世界中で評価されている、サイエンスに基づくヨガです。 私はこのヨガにイギリスで出会ってから、心を奪われています。 Bathの教室では、甘言を弄する先生はおらず、厳格な夫婦二人が、極めて誠実に体系的なヨガの指導をおこなっていました。 他の教室にいっても、同様の水準で指導が受けられます。 つまり、指導体系が確立されており、だれが指導してもクラスの品質がばらつかないのです。これはサービスとしては、驚くべきことでした。 現座私が日本で通っているアイアンガーヨガ教室の先生はこう言い放ちます。 「ここでは皆さんをほめません。アサナ(ポーズ)が正しければ正しい、まちがっていれば間違っている、と言うのみです。 先生がどう思うのかということに、皆さんがとらわれてほしくないからです。 自分の体と向き合ってほしい。正しいアサナであれば、呼吸がらくになり、体が変わることが感じられます」 わたしには、誠実な指導法とはこういうものだと感じます。 指導の体系が確立しているからこそ、安易に生徒をほめたりおだてたりする必要もないのです。 アイアンガーヨガは、日本ではまだまだマイナーな存在ですが、欧米では確固たる地位と尊敬を勝ち得ているヨガです。日本どこでも体験できるようになったら、どんなにすばらしいことでしょうか。 私も忙しいながら、地道に練習をつづけようと思います。

ストレスマネジメントのツールとしての、アイアンガーヨガ

現代は高度ストレス社会と言われています。 先が見えない時代、変化のスピードもますます早くなっています。 効率化を求める企業の姿勢は個人にも及び、仕事の負荷は増すばかり。 我々は、生活する中でストレスと無縁ではいられないため、それだけいっそう「ストレスマネジメント」を真剣に考える時代に生きています。 人それぞれ、無意識のうちに、ストレスマネジメントを行っているかもしれません。好きな趣味に興じたり、スポーツで体を動かしたり。 私のストレスマネジメントは、アイアンガーヨガを実践することです。 イギリス留学時代に出会ったアイアンガーヨガは、確実に、私の人生にポジティブな影響を与えています。 MBAコースは、非常にストレスフルな状況下に生徒を追い込みます。 短納期のアサインメント(課題)、大量のグループワークやプレゼン、筆記試験などをこなすためには、知力体力だけでなく、タイムマネジメントやストレスマネジメントも求められます。 疲れている私をみたイギリス人の同級生が、たまたまアイアンガーヨガのteacher training courseを取っていて、「君にあうと思うよ」と、教室を紹介されたのがきっかけです。 MBA中、私は2人の夫婦で運営しているアイアンガーヨガ教室と、大学の教員が趣味でやっていたサークルの2つに、毎週参加するようになりました。 勉強のストレスが解消され、体が心地よくなるのです。 アイアンガーヨガは、怪しい呪術的なイメージがつきまとっていたヨガに、サイエンスを取り入れたと言われています。 体が固い初心者が、怪我をせず体を柔軟に、そして強くするために、積極的に補助器具を使うのも、大きな特徴です。ブランケットや、ベルト、ブロックなどを、個人の柔軟性や習熟度に合わせ、先生が使用を指示します。これにより、初心者でも、怪我のリスクを最小限に抑えながら、高度な姿勢(アサナ)がおこなえます。 私はこれまで様々なヨガを試してみましたが、膝や腰を怪我することがたびたびありました。特にアシュタンガヨガに打ち込んでいた1年間は、楽しいながらも怪我が頻発し、結局やめてしまったのです。補助器具の使用を否定するアシュタンガヨガは、私のような体が極度に固い者には、怪我のリスクが高いと言えます。 さて、今日は久しぶりにアイアンガーヨガのクラスに参加し、仕事のストレスから感じていた、体の「なんとなく不快な感じ」が、解消されました。 段階的に、体を柔軟にし、のばして、強化する。 アイアンガーヨガをためしてみると、このすばらしさがよくわかります。 つまり、習熟するための、安全で確実な体系が確立されているのです。 これだけでなく、ストレスの発散解消にも、効果があるといわれています。 関心のある方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

誠実なヨガ教室 ーアイアンガーヨガのすばらしさについて

留学を終えてさまざまな活動をしています。その一つがIyengar Yogaの練習を再開することです。 英国で知った、Iyengar Yogaの体系的なトレーニングの素晴らしさに感動し、日本で練習できるところを探していたのですが、ようやく一校見つけました。Iyengar Yoga centreという教室で、埼玉県の志木にあります。 先週体験クラスに出ましたが、非常に誠実にIyengar Yogaを教えておられます。東京で様々なヨガ教室に行きましたが、これまでで一番高い品質のレッスンを提供している場所だと感じました。 東京近辺でIyengar Yogaを体系的に学べる場所はここしかありませんので、入会を決めました。 教室の建物や宣伝は非常に地味で、一見すると他の一般的なヨガ教室と見分けがつきません。 グローバルスタンダードなヨガのトレーニングを提供しているのに、おそらく近隣の住民には知られていない。HPを見ても、至ってシンプルです。おそらく一般の方はIyengar yogaの良さを認知できないのでは・・・。私も英国でIyengar Yogaに出会わなければ、こちらの教室へアクセスはしませんでした。 Iyengar Yoga自体が、他のヨガとはきわめて異なる方法論で教えられおり、すでにメソッド自体は十分差別化は出来ているのですが、顧客側には正しく認知されていないのです。これは残念ながらマーケティングの問題です。もう少しマーケティングを改善したら良いのに・・・と、もったいない気がしました。 良い商品・良いサービスも、適切なマーケティング戦略をつくって適切なセグメントに伝えないと、その良さを理解してもらえません。もっと言えば、そもそも相手に認知されていないことは、存在していないのと同じでもある。これは幅広い一般消費者が潜在顧客となるBtoCビジネスには特に言えることです。 たしかに商売っ気に満ち溢れた怪しい学校が本来のヨガの良さを伝えられているか疑問ですが、一方で地味で職人気質な教室は控えめすぎるきらいがあり、マーケティング戦略に改善の余地があるとかんじます。 さて、私はMBAで一番役に立った授業が何かと問われれば、”マーケティングだった”と即答するのですが、私は修士論文のテーマを詰めるため、マーケティング担当の講師へコンタクトをとってアドバイスも仰いでいました。 彼の授業には大変苦しみました。非常に高度であり、マーケティングのバックグラウンドがない生徒にとっては理解しづらく、生徒が回答する”授業の満足度サーベイ”で大変低い点数となってしまい、残念ながら彼はMBA講師の職を交代させられました。 私にとっても大変難しい内容でしたが、それは彼が単純に「フレームワークを教え、それを当てはめて分析させる」といった”今流行りの”単純な教え方をせず、より顧客のエモーショナル(感情的)な視点にたってマーケティングを考えさせることに注力したためでした。 基礎的なフレームワークの理解の上に、初めてより高度なエモーショナルな視点からのマーケティングを正しく考えることが可能となるのだと、今になって気づきます。その点でMBA生には少々ハードルが高すぎました。実際、マーケティングの経験がある同級生が、「かなり高度な内容だ」と口ぐちに行っていて、その彼らも単位を落としていました。ちなみに彼の授業のおかげで、私はマーケティングの”深さ”と”有用性”に気づけて好きになりました。 蛇足ですが、生活で目にするビジネスすべてを、「いまはどうマーケティングしているのだろう、自分がマーケティング担当ならどうするだろう」。そんな視点で見ると、一見単調に見える日々も結構楽しめます。 彼らがどう顧客をセグメントし、どこをターゲットとしているか。どんなメッセージを、どのように伝えているのか。これを考えていると飽きないため、お金をかけないで楽しめる、正解のないパズルみたい。つまり、マーケティング思考はビジネスマンにとって”知的なおもちゃ”ともなりえるのではないでしょうか。