英語ライティング力が飛躍的に高まる、シャンシャン式ライティング学習法

Sheffield大学の付属英語学校、ELTCで勉強していて、目から鱗の経験だったことを書き留めておきたいとおもいます。 先生の計らいで、英語力が十分ではなかったのですが、最上級のクラスに移動させられたことがありました。 そのクラスメイトに、中国の大学で英語を教えているシャンシャンという中国人がいて、あまりの英語力の高さに思わず舌を巻きました。 国費で英語力強化のためにやってきた彼女は、中国の大学で4年英語を専攻後、3年間大学院でさらに英語を深め、その後中国の西安の大学で英語を教えています。 海外経験が今回の留学で初めてなのに、とにかくスピーキング力が高く、ライティングも自由自在。 彼女から何かを盗もうと、私はいつも授業は彼女の横にすわっていました。 授業中、彼女は配られたプリントの単語や表現などに線を引っ張ったり、○で囲んだりしていました。 聞いてみると、「意味は分かるが、自分で話したり書いたりと発信できないような表現にしるしをつけている」というのです。 なんで?と問うと、「家に帰って特別なノートに記録するため」だといいます。 なんでも、彼女は昔Writing力がなかったので、大学時代から始めた習慣だそうです。 発信するための表現を日々集め、こつこつと暗記していくのが、Writing上達に有効、という話でした。 彼女のノートに興味がでて、見せてもらいました。 すると、であった新しい表現、発信語彙として獲得したいフレーズがびっしりと書かれていました。 とくに興味ぶかいのは、センテンスごとに連番がふられていたことです。 漫然と表現を書くよりも、自分がどのくらい表現を集めたか客観的に理解できるので有効だそう。 彼女の2か月の留学で、集めた表現は2000を優に超え、2冊目のノートに書いていました。 Writingは上達が一番難しい技能だといわれていますが、彼女のアプローチ(シャンシャン式ライティング学習法)はそのための着実なアプローチだと思います。

指先の記憶学習法

これまでのMBAでもっとも苦労した(している)のは、筆記の試験です。制限時間3時間、ひたすら書かなければ、解答用紙13,4ページは真っ白な紙のまま。 試験中に文章を考えて書いていては時間が足りないと考え、事前に想定問題にたいして自分なりの答えを英文で作り、あとはひたすらボールペンで書いて覚えることにしました。 この方法ですと想定問題の設定にもれがあると試験に対応できないリスクがあったのですが、まさに一科目その恐怖を経験してしまいました。 顔面蒼白、今は再試に向けて首を洗っている状態です。。。。 それはさておき、筆写中心の試験勉強の中で英語学習に使えそうなヒントがありました。 ある理論を説明した英文を理解したあと、ひたすら筆写していた時のことです。 もう何回書いたでしょうか、30~40回以上、高速でノートに記していきます。 ばかばかしいと思いながらも、英語力がないからこうでもしないと試験で答案が書けない。 最終的に、頭で考えなくとも、自分の手が勝手に英文を書いている状態にたどり着きました。 つまり、繰り返した筆写による、指先の記憶で書いている。 こんな状態でいいのかな~?と、少し不安になった時、ふと往年の大投手、稲生和久さんの言葉を思い出しました。 年間42勝、21連勝のプロ野球記録を持つ彼は、球威ではなく抜群のコントロールを武器にしていて、ある時学生から「どうしたらそんなにコントロールが良くなるのか」と秘訣を聞かれたそうです。 かれは短く、「コントロールは、指先の記憶だよ」といったそうです。 結局は、あれこれ実践で考えなくても、指先の記憶に頼ればいい球が投げれるように繰り返し練習しなさい、というメッセージだと私は理解しました。 MBAの試験と稲生投手の言葉がつながり、無味乾燥な筆写祭り(?)を続けられた気がしています。 英語の上達、特にライティングの上達も、反復練習による「指先の記憶」がカギかもしれない。 スピーキングだって、「口先の記憶」も案外大切かもしれない。 よく巷で「音読筆写は英語力上達に良い」と聞きますが、私は自分の経験から「それも一理ありますぜ」と叫びたいところです。

英語のAssignment (essay)を書き始める前に・・・

Sheffieldの大学付属語学学校に通っていたとき、ある先生から長いassignmentを書く秘訣について教えてもらったことがあります。 この先生、鼻にピアスをして髪もモジャモジャな、およそ教師には見えない風体ですが、わかりやすく教える優秀な教師でした。 彼はいつも、「とにかく、エッセーはアウトラインが固まるまでは決して書き始めるな」と言っていました。 「アウトラインを紙に書き出し、部屋中の壁に張る。 毎晩見返し、矛盾点をなくしていく。 トピックセンテンスとそれをサポートするアイデアを出来るだけ細かく書いて、修正を繰り返す。 筋の通った構成が完成して初めて、パラグラフを書き始めること。 書き始めた後に構成を直すことは難しいし、逆に構成が決まれば、あとはタイプするだけだから簡単。」 イギリス人の彼は、この手法で苦痛なくアメリカの大学院を卒業した、と言っていました。 私たちノンネイティブと彼では置かれた状況が違うためすべて鵜呑みにはできませんが、それでも構成を最重要視する、という点は参考になると思います。 英語力が足りないノンネイティブは、構成をシンプルかつ論理的にすることで、英語力のハンディを乗り越えるしかないかもしれませんが、最近は課題がたまってきた焦りから構成を固めずに書き始めていて、反省しています。