TOEFLとIELTSの換算表

北米への留学にはTOEFLが主流ですが、旧大英帝国を含むその他の国へ留学する場合、IELTSが必要となります。 ご存知のかたには申すまでもありませんが、IELTSはそのバランスのとれた試験構成から、近年世界中で存在感を高めている留学試験の一つです。 日本ではTOEFL-iBTが公務員試験に導入予定と言われていたり、最近なにかと注目されている試験ですが、その内容は北米の大学・大学院に進学したい学生向けであり、学生生活に特化した問題が出されます。 一方IELTSもアカデミックモジュールは大学・大学院進学する学生を想定した試験ですが、TOEFL-iBTよりはもう少し一般化された試験内容であり、学習を通じて英語力がバランス力向上するよう設計されています。 またTOEFL-iBTがコンピューター上でスピーキングを録音するのに対し、IELTSは実際にネイティブと会話するため、こちらのほうが相性がよいと感じる方もいるかもしれません。 下記リンクはIELTSとTOEFLのスコア換算表です。 http://www.shef.ac.uk/eltc/useful/toefl_ielts.html

文法運用能力とスピーキング力を段階的にUPさせることのできる、GECE Exam

今日はGESE examという試験をうけてきました。Graded examinations in spoken Englishの略で、会話力だけを図る英語試験です。 http://www.trinitycollege.co.uk/site/?id=368 日本ではほぼ知名度がゼロだと思いますが、就職の際の会話力証明やビザ申請などで広くみとめられているため、世界中で実施されています。 この英語試験は会話力を高めるための仕掛けがぎっしり詰まっています。 1、12段階にレベルが分かれていて、それぞれ試験の中で使用しなければならない項目が決まっている。このレベルにそって勉強すると、会話で使用する文法事項が実際に運用できるようになる。 2、普段はどうしても単純な文法事項で会話してしまいがちだが、この試験を準備することで、日常でもたとえばMixed conditonals (仮定法の時制が混合したタイプ)や、Modal verbs with passive (助動詞の受動態)、should/might/must/could + perfect tense などを意識して話すようになる。 3、トピックが細分化されており、対策の過程でボキャブラリーも増やせる。 私が受けたのはGrade9というIntermediate レベルで、上からA,B,C,D評価で、今回はBでした。 やはり会話の際スムーズに文章が作れないという課題がのこっています。 もっと時間があればレベルをずっと下げたGrade 4あたりから丁寧に文法事項の運用をおさらいしたかったのですが、この試験の存在を知ったのが2週間前で、遅きに失した感があります。 ただ、BBCラジオを聴く際、このGECE examの文法事項を意識して聞くと、内容を理解しやすくなる、と感じます。 いろいろと気づきを得られる、お得なスピーキング試験なので、もし機会があれば受験してみてはいかがでしょうか?

Common European Framework (CEFR)に沿った学習が、英語力UPに効果的な理由

アジア圏で一番英語力が高い国はどこでしょうか。 さまざまなリサーチデータが出ています。TOEICやTOEFLの平均点は代表例です。公用語として英語が使用される香港、シンガポールあたりは非常に高そうな印象ですね。 下記資料によると、実はマレーシアが最も高い英語力を示しています。http://www.efjapan.co.jp/sitecore/__/~/media/efcom/epi/pdf/EF-EPI-2011-Japan.pdf この資料、全ては信用できませんが、マレーシアに関して言えば、国籍の学生が集まる英国での私の経験から考えると、このデータは非常に信憑性があると感じます。実際に私が出会った多くのマレーシア出身者は極めて高い英語力を有していました。 まず、英国留学するにあたり、彼らは大学院準備コースに進みません。大学院に進学するのに十分な英語力を自国でみにつけているためです。通常の大学院準備コースには、アジア系では中国・韓国・タイ・台湾、そして日本人が多くを占め、あとは中東系の生徒がよく在籍しています。 友人の中国系マレーシア人はシェフィールドハラム大学の放射線科技師コースに準備コースを経ず進みましたが、これはマレーシアで小学生から英語を学んでいたためでした。彼女以外にも、多くのマレーシア人は高い英語運用能力を持っています。 マレーシアでは小学校から英語を学び、卒業時に英語の検定試験を受けるそうです。英国領だった背景から、ブリティッシュカウンシルで学習する風習が全土に根付いており、ケンブリッジ英検を受けることが教育に根付いています。 つまり、「使える英語力」の鍵は、ケンブリッジ英検にある。 ケンブリッジ英検は基礎から学習を積み重ねればバランス良く英語力を高められるツールです。CEF(Common European framework)という、欧州の語学学習の標準的フレームワークに準拠しており、非常によく考えらえた学習体系です。日本でも徐々に認知度が上がり、NHKの英語講座でもこのフレームを導入したようです。先日日本に帰国してテキストを見たとき、CEFのフレームにそって講座が構成され始めたことに驚きました。 http://eigoryoku.nhk-book.co.jp/cefr.html CEFは語学の上達レベルを6段階に分け、それぞれのレベルで達成すべき項目が細かく規定されています。これは学習者にとっては語学上達の道標となりますし、語学サービス提供者としては授業の品質管理の基準ともなります。 MBAの卒業論文で英国の語学学校を調査したのですが、すべてこのCEFの枠組みにそって授業が行われます。特に習得すべき言語レベルを運用能力という点から細かく定義していて、この枠組みにそって学習すれば語彙・文法が実践で活用できるようになります。つまり、言語教育サービスをProduct(製品)ととらえ、曖昧模糊になりがちな語学教育を可視化しています。ISOに代表されるように、欧州は本当に物事の仕組み、フレームワーク、体系を作るのがうまいと感心します。 私は、この段階的なCEFのフレームワークのさらなる普及が、今の日本の語学教育に必要と考えます。。語学学習を体系化し、こまかなステップに落とし込む。学習者は自己レベルを認識し、上達への明確な目標を持つ。教師側は体系に沿って授業を提供する。その段階を積み上げることで、無理なく語学は習得できる。 CEFが日本でももっと普及し、特に中等・高等教育でうまく活用されることを望みます。そうすれば子供たちが「使える英語」を身に着けられる可能性が、飛躍的に高まるはずです。