量が質に転嫁する -大量の英文を書くことで、英語ライティング力を鍛える方法

どうやってライティング力を強化したらいいか、私も大学院進学前に多いに悩みました。 MBAに限らず、英国の大学院では大量のアサインメント(レポート)が英語で課されます。とにかくライティング力が問われるため、書く力を高めなければならなかったためです。 私の取ったアプローチは、「大量に書くことで、英語ライティング力を高める方法」でした。 きっかけは、University of BathのMBAに進学前、私はSheffieldにある民間の大学院準備コースに通ったときのことです。 そこではアカデミックライティングの基本を徹底的に叩き込まれました。正確に、そして論理的に英語を書く方法をトレーニングしました。 一方で、そこの教師は、次のようなことを推奨していました。 「正確に書くことも大切だが、まずは間違っていてもOKなので、大量に書くことを習慣化しなさい」 たとえば、あるライティング課題が出され、その場で書きなさい、と指示されたとき、まずは自分の考えを表現できることを優先しろというのです。 多少文法的まちがいや、使用語彙がすくなくことには目をつぶり、とにかく大量に英語を書ける状態を目指しなさいということです。 これはあながち見当違いなアドバイスではない、と留学中に気づきました。 不完全でも、自分の考えをその場で表現するという、ある種の英語の瞬発力の必要性は、英語圏に生活するとひしひしと感じます。 ましてや大学院進学となると、完璧な英語を話したり書いたりすることよりも、不完全でもコミュニケーションに十分な量の英語を、スピード感をもってアウトプットする必要がどうしてもあるのです。 そこで、私はWritingの自己学習では、一定時間である程度の量を書けるように訓練することに注力してきました。 もちろん文法的に誤りが多かったり、同じ語彙を繰り返しつかってしまったりと、稚拙な文章ではあります。 しかし、たとえば英語資格試験が求める英語ライティング力、たとえばIELTSが要求する250wordsぐらいを、日記という形式で毎日さっと書く習慣をつけました。まいかい、自分の中にある単語や文法をひねり出し、とにかく言いたいことを素早く書き出します。 日々新聞を読んだりしてボキャブラリーを増やし、また文法問題を解いたりして、語彙と文法力を高めるインプットの仕組みを築いておけば、やがてその知識が自分のWriting内容に反映し、昔自分が書いた文章の間違いに気づけるようになるはずです。 へたくそな文章ではあっても、継続して書き続けること。 そして文法と語彙をすこしずつでも磨き続けること。 すぐに上達しよう、高いスコアを得ようとあまり欲張らず、長期的視点でwritingと向き合うこと。 こんな心がけで、留学中ライティング学習をつづけていました。 大量の英文を書き続け、インプットも継続すれば、やがて稚拙だった英文の質は上がっていきます。質は量に転嫁すると信じられるかたは、ぜひお試しになってはいかがでしょうか。

TOEFLとIELTSの換算表

北米への留学にはTOEFLが主流ですが、旧大英帝国を含むその他の国へ留学する場合、IELTSが必要となります。 ご存知のかたには申すまでもありませんが、IELTSはそのバランスのとれた試験構成から、近年世界中で存在感を高めている留学試験の一つです。 日本ではTOEFL-iBTが公務員試験に導入予定と言われていたり、最近なにかと注目されている試験ですが、その内容は北米の大学・大学院に進学したい学生向けであり、学生生活に特化した問題が出されます。 一方IELTSもアカデミックモジュールは大学・大学院進学する学生を想定した試験ですが、TOEFL-iBTよりはもう少し一般化された試験内容であり、学習を通じて英語力がバランス力向上するよう設計されています。 またTOEFL-iBTがコンピューター上でスピーキングを録音するのに対し、IELTSは実際にネイティブと会話するため、こちらのほうが相性がよいと感じる方もいるかもしれません。 下記リンクはIELTSとTOEFLのスコア換算表です。 http://www.shef.ac.uk/eltc/useful/toefl_ielts.html

Speaking 力を構成する3つの要素

IELTSやCambridge Examのspeaking sectionで求められる力とはなんでしょうか。単に流暢に話せればよい、というわけではありません。 実は、スピーキング力を分解するとシンプルです。次の3つの要素です。 1、描写する力 ・・・写真などを見て、状況を描写する 2、説明する力 ・・・物事をわかりやすく説明する 3、意見をいう力・・・英語のフレームワークで、自らの立ち位置を述べて納得させる 私は、この3つの力を意識してトレーニングしてきました。やみくもにしゃべるだけでなく、こうした要素に分解して、それぞれの力を強化することが、スピーキング上達の近道です。 IELTSやCambridge examだけでなく、TOEIC S/WやTOEFLなども、同じ力が問われますので、さまざまな英語試験に対応する力も養えます。ぜひお試しください。

Grammar in Use で、実際に使える文法力を高める方法

文法をどのように学ぶべきか。迷っている人は多いようです。 文法は、活用レベルまで習熟させることを目指すことが大切です。 具体例として、Grammar in Useで使える文法力を身につけた人の例を挙げたいと思います。 以前豪州へ行った時、学位取得をせずに現地で遊び歩いていた人と出会いました。 遊んでいたとは行っても、彼は流暢な英語を操っていて、IELTS6.5を取っていました。 留学したいと思いながら、なかなか英語力を高める方法が分からなかった私は、彼に英語をマスターする方法をきいてみました。 かれは次のように言いました。 「僕は大学院に行くため、豪州に来ました。 1年目は語学学校に行きましたが、ほとんど意味はなかったです。 サッカーが好きだったので、現地のチームに入って遊んでばかりいました。 そのうち英語を正しい文法で話せるようになりたいと思い、English Grammar in Use を繰り返し解きました。 図書館にかよって1年間で7回転ぐらい解いたでしょうか。 文法の基礎が固まった後にサッカーの仲間と話す練習が出来て、これで英語に不自由しなくなりました。」 結局彼は大学院に進まずに日本へ帰国し、英語力を生かして転職を重ねています。 彼の経験から英語上達に参考となる点は次の通りです。 1、ブロークンな英語ではなく、正しい英語を身につけるため文法書に取り組むこと 2、その文法書は、世界的に定評のある、運用を目的とした物を使用すること 3、文法書は1度解いて終わりではなく、繰り返し解く。教材を絞って文例まで徹底的に覚える。 4、繰り返し解いて、使える文章を暗記する。 5、暗記した文章を、実際に会話で使ってみる。 つまり、文法を勉強して終わり、ではなく、つねに実際に使うことを想定して、文法を学ぶことが大切なのです。もっと具体的にいうと、文法を学ぶというのは、「内容を理解し、暗記し、会話でパッと自在に使えるまで習熟させること」を意味します。ここまで取り組んで初めて、学んだ文法が活きてくるのです。そのために、Grammar in Useは、会話で使える文法能力を高めるための、一つのツールとなりえます。

IELTS受験者必携の、New Insight into IELTS

IELTSコースのイギリス人教師におすすめの自習教材を尋ねたところ、この本を紹介していただきました。 IELTS対策の自習用教材として自信を持って薦めます、という先生の言葉を信じて購入しました。 感想としては、非常に優れた教材だと思います。 理由は以下の通りです。 1、4技能すべてについて、試験で問われる問題形式を丁寧に提供しており、試験になれることができる。 2、易しい内容から徐々に難易度が上がるため、英語力に自信のない学習者も使用できる。 3、IELTSで問われるAcademic English skillsを学ぶことができる。 e.g. Scanning, Skimming etc. 4、Speakingの判定基準など、試験自体について詳しい情報を入手できる。 本書はIELTS 6.0程度の学習者が英語力を高めるために使用することを想定しており、若干難易度が高い問題も含まれますが、内容が基礎から応用に進むため、IELTS5.0ぐらいの方からご使用頂けると思います。 すべて英語表記ですが、説明が丁寧なため比較的楽に読み進められます。 New Insight into IELTS Student’s Book Pack/Vanessa Jakeman