研究授業が終わりました

先日、研究授業が終わりました。 教員の初任者は年に3回、研究授業を3年間行うことになっています。今回はこれまでの学びの集大成という位置づけで、授業に臨みました。 1時間の授業の最後に、リテイリングをゴールに設定しました。Picture drawing, Oral interaction, 英問英答のグループ活動、新出語彙の導入と練習、音読、最後にリテイリングという流れです。 今回、1時間の授業でコミュニケーション英語Ⅱの1パートが終わるような授業構成になりました。参観してくれた先生から「毎回授業1回で1パート終えてるの?」と驚かれました。1パートで終えようとしているのではなく、授業準備に時間をかけ、内容を深めていったら、1時間で終わるようになった、というのが正直なところです。 この授業では、すべて英語のみで授業を行ったところを見ていただきました。過去2年間は日本語を使用する場面が多かったのですが、今年は年度当初に掲げた、「英語で教える英語授業」を何とか実践できたと思います。 1年目の授業に比べたら、まったく違った授業構成です。すこしずつ自分の目指す、「イギリスで受けた英語の授業」に少しは近づけたかなと思います。 理由を振り返ると、自己投資しつづけてきたことがあげられるかもしれません。1年目は20日以上授業研修会に参加し、2年目以降も年に5回程度は身銭を切って講習を受け続けています。通訳案内士の試験など、英語資格試験の勉強も続けています。 年度当初に読んで参考になったのは、相沢佳子さんの『850語で話せる英語』という本です。ベーシックイングリッシュの基本的な考え方が理解でき、まさに目からうろこでした。教科書の新出単語を易しい英語で説明するためには、パラフレーズの力が必要なのですが、これまでこの方法がよくわからなかったのですが、850語という語彙制限があれば言い換え易いのです。 生徒にどんなスピーキング力を身につけさせたいか、と問われたら、「易しい850語程度の単語を組み合わせて、自分の言いたいことを英語で伝えられる力」と答えると思います。 来年度は、また新たな目標を設定したいと思います。

ELEC 北原先生の講習会

ELECの研修会に参加しました。講師は北原延晃先生です。中学校の英語教師の方ですが、多いに参考になりました。参加した後、「まだまだ自分は、授業研究と英語力の研鑽が必要だ」と痛感。以下、気づきをまとめます。 1、英語教員が受けても、「英語を深く学んだ」と感じさせる模擬授業 今日の題材は中学2年の教科書です。本文は簡単な内容ですが、教える人によって、題材は浅くも深くも教えられると痛感しました。 まず既習事項の確認と定着が仕組み化されている。スパイラルワークシートという宿題用プリントを埋め、授業冒頭で確認する活動です。既習文法項目がおさらいできる。単語の活用や品詞も確認できる。「goodと同じ意味の語を書け」など、語彙力も試されれる。わずか5分程度の確認ですが、これを毎時間繰り返すことで文法項目の理解が深まる。 次に語彙指導が豊富で深い。新出語彙を導入するとき、コロケーションや同意・反意語、派生語まで教える。例えばcyclingからbicycle, tricycle, unicycleなどまで。またparhapsの言い換えは、と問うことで、probablyを引き出すとか。 2、パフォーマンステストを設定することで、生徒に必死で準備させる仕組み 教科書の本文をALTに音読し、発音をチェックされるテスト。5人1組で、指定されたページを読む。このパフォーマンステストを設定するだけで、生徒は真剣に音読する。 3、教師側が文法力、語彙力を磨き続けないといけない、という苦しくも、良い意味でのモチベーションを得られる授業構成 ピクチャーカードや写真を提示し、Tell me about a girl in the middle.などと少女について1文で説明させる活動がありました。最初の生徒は”A girl is sitting on the chair.” 、次の生徒が”A girl…”と続けると、ブブーと不正解音が鳴る。代名詞Sheから始めよ、と指摘する。この指導から、accuracyを大切にされていることがわかる。 一見厳しすぎる指導かなとの思うが、思ったことを不正確でも言い続けるだけでは、正しい英語は話せるようにはならないし、ましては書けるようにもならない。また英検2次試験でも不正確な英文として減点されるので、大切な視点だときづきました。 こういったやり取りを行うには、教員側に正確な文法力や豊富な語彙力が求められる。英語教師は”Practical English Usage”, Michael Swan を読み込み、確認問題をすべて解ける文法力を持つべきだ、と北原先生は言っている。私も英文法力には正直いってまだまだ自信がない。来年はこの本を1冊読み込もうかと、反省しました。 来年は、語彙指導を広く、深く。“Practical English Usage”, Michael Swanを読み込む。パフォーマンステストを設定する。TimeかThe economistを定期購読し、授業にAuthenticな素材を取り入れる。などを目指したいです。

MBA式 学級-クラスマネジメント

異業種から学校の教員になったので、効率と効果を意識し、学級経営に民間のマネジメント手法を取り入れています。 私自身が家庭の都合で残業できないため、時間がとられる問題発生を予防することが重要と考えています。 また、叱らなくても怒らなくても、ルールを設定し、それを守っているかどうかを追います。 手順を守っていない場合、それを可視化して丁寧に話し合います。 学級経営2年目、昨年に比べて学級経営がスムーズになりました。 1、忘れ物をしない生徒を育てるため、 「忘れ物記録帳」を作成、忘れ物をした人は理由を書き署名する。 事実の可視化を行い、行動変容を促す。 2、学級運営のマニュアルを作成し、それを日直が読み上げれば1日の学級運営ができる仕組みを作る。 特別支援がひつようなレベルの生徒でもできるシンプルな仕組みにし、学級の全員が持ち回りで行う。一人一人が脚光をあびる機会を持たせる。 3、日直に学年目標、学級目標を毎回読み上げさせる。 毎日違う人が目標を読み上げることで、目標を意識づけさせる。教師が読まないところがミソ。 よい習慣を当たり前のことにするのが、学級経営。 4、生徒から慕われる教師は、所詮まだ2流と心得る 民衆から君主が好かれるかどうかを決めるのは、民衆。民衆から恐れらるかどうかを決めるのは、君主。自分が決定権を持てる方でマネジメントした方が、統治はしやすい。(君主論より) マキャベリズムに立脚したマネジメントが一番安全である。 5、目標は可視化し、絶えず意識づけする 授業方針をキーワードで示し、毎次読み上げさせる。 高い目標を掲げ、励まし、できると言い続ける。 学級経営とは、良い習慣を当たり前にさせること。 教師は話好きが多く、自分で全てをやりたがる人が多い。 一歩引いて、生徒に行わせると、生徒自身で学級運営をしている実感を与えられ、自己肯定感も高まると思います。