多読学習-どのレベルからスタートすべきか(個人学習)

これは多読の始め方についての記事である。 Extensive readingを学校教育で導入する時の方法はこうである。学習者のレベルを問わず、私はOxford Reading Treeをstage1+から3まで、96冊を、音声付きで読書させる。 この方法は英語に慣れる上で大切であるが、学習者のレベルを無視して「全員これを読め!」という方法は、若干乱暴かもしれない。そこで次のサイトを利用することを試している。 まずあなたの多読レベルを測定しよう。 https://elt.oup.com/student/readersleveltest/?cc=jp&selLanguage=ja Oxford BookwormのGraded Readerを題材に、クローズテストの形式で単語の穴埋めを行う。 80%の正解率だとPass、つまり合格。あなたにとって楽しむための読書に適したGraded Readerのレベルがわかる。StarterレベルからLevel6までの7段階。それぞれのレベルが、Oxford BookwormsのGraded Readerの7段階に対応している。 どんな本で多読を始めたらよいのか。それは、知っている単語は9割で、気軽な気持ちで読んでも8割程度の理解が確保できる本が、多読に適している。その点、このレベルチェックで「すらすら楽しめる本がどのレベルなのか」がわかる。 このレベルチェック、結構難しい。クローズテストは、シンプルであるが、リーディング力測定に有効であり、昔から使われているものである。ぜひ試してほしい。 クローズテストを試してわかるのは、このテストで80%以上の正答率を出すためには、大量に英文に触れ、ブランクに入るべき英語がさっと頭に浮かぶ必要がある。多読の開始レベルだけでなく、多読の効果測定にも活用できよう。 私の例を記そう。 気楽な気持ちで取り組んだ。まずGraded readerの最上級レベル、Level6をチャレンジ。30問中22問を正解。73%。多読用図書として、私にはまだ不適当と診断が下る。レベルを5、4と下げるが、8割に届かない。Level3で、ようやく30問中25問正解。8割以上の正答率となった。 Graded Reader Reading Test Level6 22/30 Level5 20/30 Level4 23/30 Level3 25/30 ※over 80% このサイトの点数に一喜一憂する必要はない。このOxford Pressの多読用レベルチェックを、多読開始のベンチマーク(基準点)と設定するのである。 そしてレベルを多読開始のスタート地点とし、これから多読学習を開始する。Oxford reading treeや、Oxford Bookworms Libraryなど、ベンチマーク周辺からそれ以下の本を、手あたり次第読んでいく。 読書記録と取り、100冊、200冊、何万語と読書量を重ねる。まずはGraded Reader Level4で理解度80%以上を目指して、とにかく読書を続ける。 多読の始め方がわからない人や、多読の効果を定量的に測定したい人には、このOxfordのreading testを使うのがよろしいと思う。