英文精読するなら音声付で 『RED』

新型コロナの影響で、ふと時間ができたので、書店によってみた。もうすぐ新しいチャレンジが待っている。英語の文法知識を高めなくてはと、あれこれ本を物色する。 まずは『表現のためのロイヤル英文法』。暗唱用例文300文を覚えようとしているが、なかなか頭に入らない。よい本ではある。 江川泰一郎『英文法解説』は、通信制大学の授業で紹介された。これまで授業準備でつかったことはなかった。これからはつかってみようと手に取る。網羅的だが、ちょっと説明が簡潔すぎる。深く知りたいときは、別の本は”Practical English usage”か。 書店で『英文精読術 Red』という本を目にした。英文学の英文精読の本だ。前から興味があったが、当時の私には英文が難しすぎた。いまはなんとか読めそうだ。購入しようか迷う。巻末に、『英文法解説』の例文を使わせてもらっている、この文法書があればほとんどの文法的な疑問は解決する、と著者の行方昭夫先生は言う。俄然興味がわく。 購入する前に、原書だけでどこまで理解できるか試そう。帰りの電車内で、youtubeの朗読+本文の映像を聴く。1時間弱だ。難しい単語がいくつか出てきて、わかりづらい文法もあったが、筋は理解できた。衝撃のラストに驚愕。Redに興味が沸き、ここでようやく本を購入。 4日かけて読了した。youtubeの音声をつかって、audio bookのようにRedを楽しんだ。英語の本を読むときは、できるだけ音声付きのがよい。ネットで公開されている音声を貪欲に使いたい。音声のない英文購読は、物足りなさを感じる。英文を読んで、頭の中に音声がこだましない読書は、難しすぎる英文を読んでいる可能性大だ。レベルを下げるか、音声を聞きながら読むかしたほうがよい。https://www.youtube.com/watch?v=jShVR_aCfvw もしももっと時間があれば、英文の精読→音声を聞きながら読書→音声を聞き、ポーズを置いて英文を音読する、ということをやってみたかった。読解力だけでなく、発話や語彙力も鍛えられるだろう。 この行方先生の本を読んでいるとき、同僚から文法について質問された。まさにRedに使われていた英文だったので、こうですよと説明。「こんなもの読んでいるんですか」と驚かれる。所有代名詞について、わかりやすい説明がのっていた。文法書から文法を学ぶよりも、文豪の書いた名文を読み、その解説から文法を知るほうが、たのしいではないか。文法知識も、教養も学べる。なにより、私の心が躍る。 この「Red」の精読本は中級から上級者向けに書かれている。だから、ある程度英文読解の基礎力が必要である。私のお勧めは、やはり伊藤和夫著『英文解釈教室』を読了し、英文解析の基礎を身につけてから、解説付きの英文学の原典にレベルアップすることだ。『英文解釈教室』を一人で読了するのは骨が折れるし、歯が立たない場合は、薄くて簡単な英文読解のテキストを一冊終えるのがよい。