講座を企画運営するために作った全国通訳案内士の小冊子

先日、全国通訳案内士についての講座をはじめて開催した。

講座では、私の全国通訳案内士試験の受験経験をまとめて説明したり、高校生に行っているような英語学習活動を体験していただいた。

参加者のほとんどが満足、大満足と回答してくれた。情報量が多い、役に立った、モチベーションが上がった、もっと回数を増やしてほしい等々である。

参加者には、私がこつこつ書き溜めていた記事をまとめ、小冊子としてお渡しすると、思いもよらず喜ばれた。熱心に読んでいただき、沢山の質問も頂戴した。「ここの引用文、私も大好きなんですけど、この出典が誤ってますよ!」と誤植を指摘していただくことさえあった。うれしい限りである。

自分で講座を企画・開催すると、多大な労力がかかる。多様な背景を持つ社会人を2日間引きつけることは、容易なことではない。

だが、企画の構成を考え、それを形にすることは、私にも大きなメリットがあった。書き溜めた文章を小冊子にまとめて、わかりやすい構成にして、ひとつの製品のプロトタイプ=原型を作ることができた。

これがよいのは、顧客の反応を試しながら、プロトタイプに不足している項目や、新たな視点を加えることができる点だ。不十分でも小冊子を作り、反応を得て、改善させる作業を繰り返すのである。

講座の欠席者からは、ぜひ資料が欲しい、とこの資料の配布を強く要望された。せっかく作ったので、講座参加者のコメントや、書き溜めている日本事象の英文を資料編として加え、お渡しすることとした。

日本事象の英文は、毎日の授業で生徒と練習する会話の時間用に書いているものを捨てないで、この小冊子に加えている。台風、蚊帳、食品サンプル、アイコンタクトなど、英語で説明する活動は、生徒も楽しそうに取り組むが、意外に難しい。模範英文を提示してあげることにした。

全国通訳案内士の入門書としてだけでなく、日本文化を英語で話せるようになるための英語学習書の機能ももたせたい。将来的にはこの小冊子だけで授業や講座を行うことが目標である。

特に英語学習法や、私の留学経験、多読学習などにも関心をいただいた。この小冊子を毎年更新し、受講生のかたのためになるような、よりよいものに作り上げていきたい。