よい授業の条件とは

現在、毎週のように公開授業や研究会に出席しています。 出来るだけ多くの授業を見る事で、今後自分が授業を行うための学びを、少しでも得ることが目的です。 ビデオで授業を分析することも多く、非常に参考になります。 授業を拝見すればするほど、「良い授業というのはなんだろうか」、という問いがわいてきます。 これは、大変刺激的な授業に出会う一方で、何を目的として、授業を組み立てているのかが見えない授業にも出会うからです。 良い授業の一つの条件は、「明確な目標」ではないか、と現時点で感じます。 まずは長期目標です。生徒の英語レベルを踏まえ、長期的には中学卒業の3年後や、高校卒業の6年後に、どのような能力を身につけてほしいのか。 そのために、年間の目標を設定する。 そして、単元ごとの目標が決まり、最終的に1時間ごとの授業目標が明確になるべきです。 クリアな目標があって、現状のレベルが評価できていれば、目標達成のためのギャップも明確になる。 そのギャップを埋めるために、どういった授業を行うかを考える。当たり前のことなのかもしれませんが。 そもそも明確な目標がないと、授業がぶれがちになる。そして単に生徒を楽しませるだけの活動になったり、生徒の成長に必要な負荷がかからない授業が、展開されがちに思えます。結果として、使える英語力など伸びない。 特に、授業の活動として「音読」を取り入れている授業を、どこでも見ます。 声をだして元気に音読すると、クラスの雰囲気があったまって、勉強した気分になれる効果はありそうです。しかし、音読と暗唱自体を目的としている授業も少なくなく、これが英語力向上にどこまで効果があるのか、私にはよくわからないのです。そもそも、英国の語学学校、大学や大学院進学の準備コースでも、音読やシャドーイングのような活動はまったく行いません。 個人的に、英国に留学中、現地の語学学校4、5校を調査したことがありましたが、いずれもCEFRのフレームワーク(A1,A2,B1,B2, C1,C2)で生徒の達成目標を設定し、授業計画が作られていました。生徒だけでなく、教師側も何をするべきか、何のスキルや項目に習熟すべきかが明確になっていて、達成感を感じ易く、英語力も着実に向上出来る仕掛けがあったのです。 私自身、CEFRの基準を満たすことを目標にして、すこしずつ英語力を磨いてきたので、今後はこれをうまく自分の授業に落とし込みたいと思っています。 英語が日常的に使われない環境の日本と、英国では当然条件が異なりますが、それでも日本で英語を指導する場合は、CEFRの細かなフレームワークをつかって、目標を可視化して、生徒の英語能力をマネジメントしていくのが、一番効果があり、確実な道ではないだろうかと考えます。 単に受験指導だけを目的にせず、CEFRのある水準を満たしつつ大学受験も容易に突破できる、骨太の英語力を養成したい。そのため、両者の関連も調べる必要があります。 とまあ、授業を見れば見るほど、考え方も変わってきますので、引き続き授業研究を重ね、自分なりの目標設定と授業構成ができることを目指していきたいと思います。

パーソナルトレーニング

先日、初めてパーソナルトレーニングを受けました。 プロのスポーツトレーナーの方に診断を受け、 SOAPという問診+トレーニングプラン作成を、初回に行いました。 アメリカで学ばれた理学療法士の方で、つぎのような診療録をつくってくれました。 S=subject 主観的データ O=object 客観的データ A=assessment 評価 P=plan 計画 主観的データと客観的データを評価し、目的達成の計画を策定するのです。 英語教育にも、こういった視点は使えるな・・・と、ふと思ったりします。 私は次の要望を伝えました。 体幹や柔軟性を高めて、疲れにくい身体を作りたいことと、トライアスロンに復帰できる身体を作りたいこと。 初回のSOAPを終え、2回目にはトレーニングプランの指導を受けました。 まず、つねに腹筋に力を入れ、腹筋自体を1つの固い板のようにする、ドローインを教えられたのですが、面白いです。 骨盤が前傾し、腰がそりがちなので、それを抑えるためにドローインが効果的なのです。 また、全ての体幹トレーニングには、このドローインが不可欠で、怪我防止にもつながるとも知り、興味津々でした。 その後に指導を受けたのは、これらのトレーニングです。 体幹強化の3つの運動 ・・・これは体幹を鍛えるための、基本となる3つの体勢だそうです。 両肘で身体を支える、身体を横にして片肘で身体を支えます。 時間は1分3セット、ドローインで腰をいためないようにします。 身体がなまっている私には、驚くほどにつらいトレーングでした。 これは単に自分の身体を自分で支えているだけのトレーニングであり、基礎中の基礎だというのです。 ストレッチ ・・・肩の柔軟性を高めるため、ボールを使った3つのストレッチ、壁をつかったストレッチ、棒をつかった3つのストレッチ IYTというストレッチで、万歳、Y字、横にT字に肩を開き、ボールを使いながら肩関節を伸ばします。 料金は1時間5000円です。 パーソナルトレーニングは安くはないですが、コストパフォーマンスが高いと思います。 当人のレベルに合わせて、すこしずつトレーニングを調整していける。 トレーニングプログラムを作ってもらえば、自宅やジムで1人でもできる。 継続のためのモチベーション維持にもなる。 今後もすこしずつ続けていこうと思います。

レアジョブ200回

本日はレアジョブ200回でした。 7ヶ月前に開始してから、出来るだけ毎日レッスンを受講しています。 主にDaily news articleに取り組んでいますが、最近の問題意識はインプットをどれだけ行うか、です。 アウトプットするには、良質なインプットが必要です。 インプットとして、リスニングはもちろん、単語の発音や強勢、イントネーションを調べたり分析して、シャドーイング、音読などを十分に行います。そしてアウトプットとしては、リプロダクションやサマライズなどをさしており、これらを楽に行うために、どのくらいのインプットが適切なのか、まだ試行錯誤中です。 今日は英検1級2次試験の結果が出て、合格していました。 2次対策は特にしなかったので、レアジョブのDaily news articleを継続してきたのは有効だったかもしれません。講師の質にばらつきは有りますが、すくなくともレッスンを続ける事で、どんなテーマでも、なんとか発話出来る慣れが身につきます。 継続は力なり。 正しい方法で、継続すること。これを心がけていきたいと思います。

英検1級2次試験の結果

本日英検1級2次試験の結果を確認し、合格していました。 とりあえず一安心です。 日本で英語を教える英語教員として、(少なくとも日本人向けには)最低限の英語力証明は出来たかなと思います。 これまでは仕事上で、自分の英語力証明に必要なため英検1級に取り組んできましたが、世界を見渡せば、英検1級は認知されていない英語試験であるのは、残念ながら事実です。 受験すればするほど、より実践的で世界的に認知されているIELTSやケンブリッジ英検との違和感を感じてもいました。 そこで今後は、さらに英語力を磨き続けるため、ケンブリッジ英検FCE,CAEや、通訳案内士に長期的な視点で取り組んでいこうと思います。 ケンブリッジ英検は、CEFRにそって構成されている、優れた英語力証明試験です。大学院留学中、ケンブリッジ英検を受験したことがあり、非常に面白い試験だなとおもったので、今後はこの試験に取り組みたいです。 今後は、ケンブリッジ英検の勉強を通じ、CEFRの枠組みに沿って英語を学習することを検討しています。 あえてFCEという低いレベルから勉強を始める事で、今後生徒に英語を指導するためのヒントを得る事も狙っています。 通訳案内士試験は、外国人に日本を伝える、発信するための力を磨くためのツールであり、のんびりと取り組む課題という位置づけです。 日本事象を英語で説明する力をさらに高めるべく、楽しみながらやっていこうと思います。

危機に気づく力を養うために、掃除する。目線が下がり、視界が変わるから。

カンブリア宮殿に出演されていた、大里総合管理の社長さん、野老真理子氏。 掃除の大切さを話されていました。 ・・・ 不動産管理の不手際で、死亡事故が起こった。 道路の木を車で引っこ抜こうとしたとき、車のひもにバイクが引っかかった。 バイクにのっていた青年が死んだ。 社長は後悔した。 なぜ危機に気づけなかったのか。 見張りを一人つければよかったのでは。 大切なのは、気づく力を養うこと。危機に気づくこと。 そのために、掃除する。 徹底的に掃除すれば、さまざまなことに気づける。 ・・・ 自ら率先して掃除し、社員教育している経営者が取り上げられことがあります。 正直私は、なぜ掃除などやるのか、やらせるのか。そんな風に思っていました。 これまで勤務してきた外資系企業などは、きれいなオフィスに清掃員も常駐しており、掃除する必要などなく、掃除と社員教育のつながりがイメージできなかったのも理由の一つです。 しかし、この番組を見て、考えてみました。 掃除をするには、しゃがんだり、腰をまげたりと、身をかがめなくてはならない。 普段していない姿勢や動きをしなければならない。 疲れるし、腰も痛くなるときもある。 しかし身をかがめると、目線が自然に下がる。 今まで見なくても良い箇所を、見ざるを得ない。 つまり、同じところで生活していても、見える景色が、違って見える。 今まで気づかなかったことに、気づくことが出来る。 汚れや不衛生な箇所に気づけたり、誰かの陰の好意に感謝出来たりする。 掃除は自分自身や周囲の視野を広げ、気づく力を鍛えてくれる、修行なのかもしれません。 こうした掃除を大切にする心を、私自身も実践し、周囲の模範としたいと思います。