通信制大学 レポートを書き続けて

2日ほどかけ、英文法のレポート2本を書き上げました。 課題であった現在時制や進行相についての理解が深まりました。 英文法の体系的知識を整理したかったので、後期からの夜間スクーリングに参加する予定です。 参考書として挙げられていた『英文法詳説』は、分厚くて難易度が高いため、一人で読み進めるのは難しそうです。 スクーリングをペースメーカーにして1冊を深く読み込み、洋書文法書なども参考にしながら、自分なりの英文法指導法をまとめてみたいと思います。 英語学を学べば学ぶほど、「自分がどのように英語を勉強していれば、大学院留学時代に苦労しなかったのか」のヒントが見えてきます。 ここまでですが、昨年10月に通信制大学に編入し、ここまでで追加履修やスクーリングを含めて、気がつけば27科目を履修しました。初めは気の遠くなるような科目数でしたが、こつこつ積み上げると、必ず前進できるものです。 勉強自体が非常に楽しかったため、1年弱で必要なレポートを全て提出できました。あとは10月と12月の科目習得試験をうけて、目的はとりあえず達成となります。 値段が安い割に、学習効果が高いのが、通信制大学の面白いところです。 通信制大学に興味をお持ちのかたは、是非挑戦されることをおすすめしたいと思います。

英検1級単語の覚え方

英検1級の単語学習方法は難易度も高く、覚えるのに一苦労します。 とても敷居が高い単語レベルであり、会話ではおおよそ使われることは少ないです。しかし洋書やThe Economistを読んでいると、よく出てきますので、重要であり頻出単語であることがわかります。読書を楽しむためには、ぜひ覚えたい単語群です。 では、英検1級の英単語はどのように覚えていくべきでしょうか。 ここでは、闇雲に暗記するのではなく、「反復・補強・検索」を繰り返し、難易度の高い英単語を覚えていく戦略を取りたいと思います。 Repetition 反復 一度単語を覚えると、まず短期記憶に保持されます。そこから繰り返し覚えることで、脳は「重要な単語だ」と認識し、長期記憶に移行します。例えば、 ①「でる順パス単1級」を使用する。英語⇒日本語訳を思い浮かべる。 音声を利用し、単語が読み上げられたら、日本語訳を想起してみる。 ②「でる順パス単 書き覚えノート」を使用する。 単語を3回書いたあと、日本語⇒英語が書けるかチェックする。 1日1ー3unitを目標とする。 繰り返していくうちに、覚えられない単語が出てきます。 その場合、単語カードを利用し、表に英語、裏に日本語を書き、英語⇒日本語訳がパッと思い出せるまで練習します。 Reinforcement 補強 しかし、英検1級の単語は12000ー15000語レベルのため、大量であり、しかも日常生活で出会う機会が少ないため、簡単には長期記憶に移行しません。そこで、同意語や反意語の知識などをつかい、すでに持っている単語知識と結びつけることで、記憶することを意識します。 例えば、「でる順パス単」の同意語反意語欄を読み、出来るだけ他の語と関連づけます。 Retrieval 検索 せっかく覚えた単語も、そのままであれば短期記憶のままですが、新聞や本などで出会うことで、「あ、これ勉強したな」という体験があれば、より記憶に残り易くなります。保持していた記憶が、検索されることで、長期記憶に移行しやすくなります。 具体的には、The Economistを購読し、毎日記事に触れます。 まだ読解力が足りないため、大量の英文が読めない場合、読む記事をしぼります。 おすすめはLeader(社説)の部分です。4、5個の記事で、その週のトピックテーマをだいたいカバーしています。

通信制大学で、出来るだけスクリーニング受講をお勧めする理由

通信制大学で、今回下記3科目9日間の集中スクーリングを終えました。 英語科教授法2 英語音声学 英語科教授法4 英語塾の創業プランを練るうえで、こういった科目は英語学習・指導の体系的な知識を得られるため、大変有効でした。 授業は英語教員養成用の科目でしたが、今回私は「英語教員になる」という視点よりは、「日本の英語教育の現状と、目指すべき方向性とのギャップはなにか」を理解することが目的でした。結局はそこにビジネスチャンスがあるのでは、という仮説をもって授業にのぞんだのです。 単にネイティブを雇って英会話する、という単純な英語サービスではなく、理論に基づき、日本の環境に合ったサービスを提供したいと思ったためです。 授業を受けて、私はもっと「英語教授法」を学んでみたい、と強く思うようになりました。 授業で先生がポロッと話された言葉が、印象にのこっています。 EFL(English as a Foreign Language)下の日本では、学校授業の外では英語に触れる機会が少ないため、シンガポールやインド、欧州などのESL(English as a second Language)下と同じ英語教育を行っても、必ずしも有効ではない、という点は、まさに私がイギリス留学中に感じていた課題です。この点をビジネスシステムで解決できないだろうか、ということを、スクーリング中はずっと考えていました。 幾つかアイディアを出し、今後は簡単なトライアルなどもしてみたいと思っています。 通信制大学を受講して感じるのは、出来るだけスクーリングを受講することの重要性です。 まず、得られる刺激の量と質が違います。教科書を読みレポートを書いて、試験を受けることでもある程度の学びは得られますが、やはり対面授業での学びは違うなと感じます。 とくに、教員の何気ない仕草や強調ポイント、生徒の反応などは、書物では得られない「暗黙知」であり、これがあるだけで教科の体系が立体的に見えてくる事が多々ありました。教科の学びを本質的に深める性質のものです。 スクーリングは時間もお金もかかりますので、必ずしも効率的ではありませんが、通信制大学での学びを最大化するには、書物での学習を自身で深めた後、できるだけスクーリングを受けて知識を深めるのがおすすめではあります。

単語レベルでの発音上達のために

日大通信の英語音声学 スクーリングを受講しました。 今回は、3日間という短い時間でしたが、非常に濃密な体験でした。 これまで自己流の発音で英語を学習し、結局ジャパニーズイングリッシュのままでイギリスの大学院を卒業してしまったという「悔しさ」があったので、今回はなんとかして音声学の基礎を理解したいと思い、授業にのぞみました。 英語音声学の観点から、母音と子音の説明を受けたあとトレーニングし、実際に発音記号をみて正確な発音が出来ることが、今回のスクーリングのゴールでした。尚、音声変化やプロソディは次回のスクーリング範囲です。 初めて知ったのは、音声学って本当にサイエンスなのだ、ということです。 体系が出来上がっているので、日本人であってもトレーニングである程度まで改善するのです。 もちろんネイティブ並の発音になることはむずかしくとも、ノンネイティブとして十分通じるレベルになることは、トレーニング次第で十分可能だとわかりました。 発音を改善させるためには、まず自分の発音レベルを分析することが必要です。 1、そもそも英語の発音記号の区別を理解できているか(発音記号の知識理解) 母音:前舌母音4個、後舌母音5個、中舌母音4個、二重母音10個、短母音5個、 子音:閉鎖音6個、摩擦音11個、鼻音3個、流音2個、半母音2個 英語は日本語と距離がはなれている言語なので、結局は発音ルールを学ぶことが、上達への近道。 2、発音記号の違いを理解し、とりあえず正しい口の形、舌の位置で発音が出来るか。(発音記号の発声能力) 発音ルールを理解したあとは、地道なトレーニングを繰り返します。 3、単語のスペルを見て、とりあえず正しい発音が出来るか。(単語ごとの発音知識、単語スペルと音声の一致) 今回のスクーリングで、私は1も2も3も、基礎がぐらぐらであることが再認識できました。 つまり、英語の発音を上達させるには、まずは単語単位の発音を磨く必要があります。ステップを3段階とし、自分のレベルを自己診断して課題を明確にします。 1英語発音記号の理解 ⇒2発音記号の発声能力 ⇒3個々の単語をスペルだけでなく発音記号でも覚え、正しく発音できるようになる 面倒でも、単語を覚えるときは発音記号を確認し、実際に発音することが、本当に使える英語習得への近道です。 日本人は往々にして、単語のスペルは書けるが、発音はカタカナ読みで適当に覚える、という人が多いようです。 自戒を込めてですが、残念ながら、これでは片手落ち。海外では通じないのです。。。 さて、現在の教育指導要領では、日本の中学高校英語で、約3000語の英単語を習得することが目指されています。 この基礎単語を、カタカナ英語で覚えるか、発音記号ベースで習得するかは、非常に重要な問題ですね。 「使える英語」のためには、是非発音記号を習得し、すこしずつ発音記号ベースで英単語を覚えてほしいところです。

英文をノートにひたすら書き写す、筆写という学習法

IT全盛の時代、語学学習において、地道に「筆写する」という行為自体が、軽んじられているように思えてなりません。 黒板の板書をノートに写す昔ながらの授業が、読解力を鍛えていたという話は、この本に詳しいです。↓ http://learningshelf.net/2019/10/05/『aiに負けない子どもを育てる』を読んで、筆写の/ しかし、筆写は英語力UPに効果的です。 (注意:会話能力に問題がなく、書く力を鍛えたい場合です。初学者や、会話を高めたい方は、やはり音声のインプットが最初にあるべき) 私の2つの経験をお話しします。 一つ目は、私がはじめてイギリスの家庭にホームステイした時のことです。 1人の香港人学生が先に滞在していました。 彼はEast Anglia大学への進学をめざす留学生。 大学進学に必要なIELTSを既にとっていたので、あと数ヶ月したら授業がはじまる、という状況でした。 私が語学学校の授業から家に戻ると、彼はいつもきまってテレビを見てケラケラと笑いながら、英英辞書を開いて何やら書き写していました。 毎日数時間、彼はこの作業を続けているようでしたので、さすがに興味が出てきました。 「何してるの?」と聞くと、 「辞書を書き写しているんだ」。 え? 何の為にやっているのかと聞いてみると、 「ライティングが苦手だから、辞書を頭から毎日書き写しているんだ。即効性は無いけど、書く力はつくよ」 というのです。 彼は、大学進学までの間、ただひたすらに英英辞書をノートに書き写していました。 手が痛くなるぐらい、毎日毎日書き続けていました。 この時は、「変わった勉強法だなあ」と思って、気にも留めなかったのですが、彼の話す英語力を見て、これだけ話せる人が取り組むのだからから、きっと強力な学習法だと思うようになりました。 2つ目は、私自身がイギリスの大学院に進学し、ファイナンスの試験に苦労したときのこと。 MBAでは短期間でグループワークやアサインメント(論文)を仕上げなければなりません。 英語力のない私は朝7時には図書館にこもり、授業後は22時過ぎまで図書館で復習してから帰宅する日々。 特に問われるのがライティング力です。 アサインメントは時間をかければ何とかエッセーが書けました。しかし試験で論述問題となると、付け焼刃のライティング力では太刀打ちできません。 具体的には、ファイナンスの試験は2時間で、A3の紙両面に、課題文に対してぎっしり論述することが求められました。頭の中に英語のインプットが入ってなければ、紙を埋めることはできません。 こまった私は、藁をもすがる思いで、この筆記試験対策に、ホームステイ先の彼と同じようにテキストを繰り返し繰り返し筆写したのです。 大量の答案を書かなければならなかったため、苦肉の策で、教科書の重要事項や、作成した予想解答文章を、音読したあとに40、50回筆写をくりかえしました。手が痛い、口も痛い。 驚くことに、結果としてうまく試験を乗り切れました。自分が考えるスピード以上に、筆がすらすらと答案を書いてくれる感覚すらありました。 想定していない問題が出題された時も、臨機応変に英文を組み立て、書くことができたのです。試験結果もよい評価でした。 特に大量のレポートに苦しんだ経験から、この「筆写」という学習法は、自分のライティング力を高めるうえで効果的と言えます。 では、なぜ「英英辞書の筆写」が、英語力、特に書く力のアップにつながるのでしょうか。 まず第一に、筆写を繰り返すことで、文法的に正しい文章に大量に触れる事ができます。 しかもただ読むのではなく、書き写すという行為を通じ、知らず知らずのうちにセンテンスやフレーズを覚えてしまうのです。 英和辞書、では無い点がミソです。留学生用の英英辞書は、全ての英単語が易しい英語で説明されています。 模範例文を、これでもかこれでもかと書き写すうちに、英語の感覚が手になじんでいくのです。 二つ目に、指先が英語を記憶し、思考のスピードを越えて、英語を早く書くことが出来るようになるためです。 筆写なんて効果ない、と思われる方。その効果は、歴史の事実が証明しています。 福沢諭吉の『福翁自伝』を読んだ際、彼が適塾での蘭学修行時、日本に数冊しかない辞書を塾生内で奪い合いながら、丸ごと筆写して語学を身につけた、というエピソードに出会いました。 適塾では、読解授業は、今で言う訳読式で行われていました。筆写についての授業の記載は有りませんが、貧しかった塾生はよく、当時高価だった辞書や原書の筆写をして、生活の足しにしていたと書かれています。 おおよそ科学的な学習法とは言えませんが、全神経を集中させ、一字一句を自分の手で筆写することで、知らず知らずのうちに言語の型を体得したのでしょう。これも筆写です。 語学教材が辞書以外に存在しなかった幕末という時代背景を考えると、辞書の「丸呑み」のような学習法は、強烈な効果があったと思われます。 音読できる文を筆写することを、おすすめします。 3つ目は、英語のスペルを覚えるのに効果的だからです。 英語の初学者から中級者は単語のスペルを覚えるのに苦しむ人が多いです。これは英語のスペルと発音が一致していないことが原因で、話せるのに正しく書けないという現象がよく見られます。 その点、英文を音読しながら書く学習法は、英語の音とスペルの一致を促します。 つまり筆写は、英文の発音をできて意味を理解してから行うべきなのです。 いわばこういった筆写は、英語音声に十分になれていて会話に不自由しない学生が、書く力を伸ばしたい場合に有効であるとおもいます。 また忙しい社会人には時間がかかり過ぎ、不向きな学習法とはいえますが、 「ライティング力を鍛える為の良質のインプットを得る」と割り切って、毎日こつこつと英英辞書を筆写するのは面白いかもしれません。 Longman Dictionary of Contemporary …

Continue reading ‘英文をノートにひたすら書き写す、筆写という学習法’ »