会社に「借り」は作らない

先週の『半沢直樹』最終回を、嫁の実家で楽しく見ました。 瞬間視聴率が50%を越えるなど、社会に強いインパクトを残したドラマですが、 「実際の原作はどうなっているのだろう」と興味を持ち、『ロスジェネの逆襲』と『オレたちバブル入行組』を購入。3日で読了しました。 面白い。寝る間を惜しんで本を読んだのは、何年ぶりでしょうか。 とくに『ロスジェネの逆襲』は、自分がロスジェネ世代ということもあり、大いに感情移入しました。 私たちの世代は、「会社は個人を助けてくれない。最後は自分だけが頼りだ」という思いが強い。 出来るだけ会社に「借り」は作りたくない、という諦めに似たドライな感覚があります。 私も外資をやめてMBA留学し、転職した身ですが、その思いは日に日に強くなっていきます。 こんなことがありました。 最近は仕事も落ち着き、大量に本を読み続けています。 プログラミングなどITスキル系、会計ファイナンス系、そして今回のような小説などです。 使っている本代は月2万円ぐらいでしょうか。 業務範囲が広いため、使えそうな知識を手に入れるために読書を続けています。 嫁も、「ちょっと本代がかかり過ぎだから、予算管理するよ」と言い出す始末。 そんな折、机に散乱していた私の本を見た、人事研修を担当しているある同僚から、 「あんたは異様に学習意欲が高いから、業務に必要なスキルは会社負担で受けてOKだよ。部長に相談したら」 と水をむけられました。 私は「有難いお話ですが、会社に借りを作りたくないんで、自費で結構です。私は身銭を切ったほうが身に付くタイプですし」と応じました。 「・・・・あ、そう。もったいない」 MBA留学ですら自費で実行したのだから、スキルUPなどの自己研鑽なども当然自費であるべし。 転職や創業の際に気持ち良く決断するためにも、業務アウトプットの質と量を高めて、できるだけ会社に「貸し」を作りたい。 うまい世渡りの方法ではありませんが、この不器用なこだわりは、自分にとって譲れない一線なのかもしれません。

今日のFTから: Lunch with the FT: Tadashi Yanai

みなさんこんにちは。 Financial Timesの気になる記事をご紹介する、”きょうのFTから”。 今回は、ファーストリテーリングの柳井正氏とのランチについての記事です。現代日本への危機感、自身が築いたユニクロ帝国への「ブラック企業」批判への解答など、面白く読める内容です。 http://www.ft.com/intl/cms/s/2/7d5ca382-2069-11e3-b8c6-00144feab7de.html 柳井氏の会話の切り出しは、あなたからは英国人らしさを感じる、というもの。記者にとって、いや欧米人にとって、こういった人種のもつ個性を会話のアイスブレークとするのは、異様に感じるようです。 It’s not where I would have started the conversation but it’s a fairly typical line of discourse in Japan, where perceived national characteristics remain an important prism through which to view the world. 私はここから会話をスタートしないが、日本人にとっては極めて一般的な会話の流れである。日本にとって、認知された国家の個性は、世界を見るプリズムとして重要のままであるからだ、と。そう記者は言っています。 まるで、本来世界は多様性にみちているにも関わらず、日本人はステレオタイプでしか世界をみれていない。世界を席巻しているユニクロの経営者ですらそうだ。そんな意図が言外に見て取れます。 FTの記者との90分に及ぶ、高級フレンチ店での食事の際、柳井正氏は自身の現代日本への危機感を次のようにあらわにしています。 “I’m afraid Japanese people tend to collective hysteria” 「日本人は集団的ヒステリーになりがちだと、懸念している」 ”Japan had this gut …

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今日のFTから Microsoft: a hard sell

先日iPhine5sの発売が発表されました。モバイルデバイスの急速な普及は、PC世界の雄、マイクロソフトの地位を大きくゆさぶっています。 Why would anyone bother owing Microsoft? Micrisoft’s operating system, office and server software businesses derive their competitive advantage from the centrality of the lives of consumers and businesses. (FT) PCの世界に自身の競争力の源泉を持っているマイクロソフトへの、強烈な売り推奨記事がFTに乗っていました。 筆者もウィンドウズからMacに最近乗り換えた身です。マイクロソフトには、ノキア買収やアップルの模倣などの稚拙な策でなく、世界を変えるようなdisruptive 破壊的サービスの開発がもとめられています。 今日の使える表現; bother to/-ingderive sth fromcompetitive advantagethe centrality of