海外での東電・吉田所長の評価

先日、福島原発の吉田元所長が死去されました。

原発事故の際、SheffieldでNHKweb放送を食い入るように見ていた時を思い出します。

当時、BBCが事故3日目には"Meltdown"を報じていましたが、日本政府やメディアの対応はご存じのとおり、非常に遅いものでした。

情報源を複数持っておくことは、正しい状況判断に大切です。

イギリスのDaily Mail紙に、”メルトダウン危機に対処した、福島プラントの所長が死去”という、吉田さんの訃報記事がのっていました。

”Fukushima nuclear plant boss who stayed at his post to help deal with the meltdown crisis dies from cancer aged 58”

この記事では、吉田さんの卓説したリーダーシップと人間性を称賛しています。

Yoshida was initially reprimanded for disobeying the order from above, but later praised for his judgment that eventually helped keep the reactor from turning worse.

”彼は当初東電本部の指示に従わなかった現場判断を、厳しく叱責されたが、のちにこの行動が原子炉の悪化を食い止めるために適切な判断だったと称賛された”、としています。

Yoshida was an outspoken, tall man with a loud voice who wasn’t afraid of talking back to higher-ups and was known to his workers as a caring figure.

また”彼は雄弁で、目上にたいして物申すことを恐れない人物だった。そして、思いやりある人として部下に慕われていた”、と報じています。

海外の新聞が吉田所長の人物・行動をたたえているのは、そういった人物が自国に珍しいからにほかなりません。目を引くから、記事になる。

上司の評価、自分の保身を考えず、命を賭して職務に当たる気概。

われわれ日本人が持っていた職業倫理、古き良き価値観です。

私も吉田さんぐらいの気迫をもって仕事をできるだろうか?と、自問自答させられた記事でした。

http://www.dailymail.co.uk/news/article-2358938/Masao-Yoshida-dead-Fukushima-nuclear-plant-boss-stayed-post-help-deal-meltdown-crisis-dies.html

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