社会人が英語を伸ばせない理由

私は語学とは、体系であると思っています。 1、正しい発音、2、単語やコロケーション(連語)、3、構文や前置詞などの文法4、英語独自の論理構造 これを、一番下のレベルから積み上げていくのです。これによって、易しい内容から、複雑な内容の表現が可能になっていきます。 積み上げるという意味は、体得していく、つまり暗記です。単なる暗記ではなく、パッと口に出せたり書けたりできるレベルです。 随分とシンプルだと思いませんか?このように、この体系を積み重ねれば、時間はかかりますが誰でも英語は十分なレベルまで伸びるのです。 しかし、問題があります。子供には、こうした一番下のレベルから体系を積み上げていくことに抵抗感はないのですが、一方で中学生や高校生、そして社会人になると、「下のレベルに戻って体系を積み重ねる」ということが出来なくなります。自分はそんなに低いレベルではないという、妙なプライドが邪魔をするのです。結果として、英語の土台がグラグラのまま、さまざまな英語学習を渡り歩く羽目になっている方が非常に多い。かくいう私も、MBA留学前はそんな状態でした。 英語が伸びなければ、MBAに進学できない。そんな切羽詰まった状況で、私はつまらないプライドをかなぐり捨てました。文法書も一番低いレベルを買い、実際に使えるレベルまで暗記・体得したのです。 思えば、この「自分の能力を客観視する」という、厳しい作業ができるかどうかが、英語習得の大きなカギといえます。