2012年の総括 MBA留学を終えて

今日は大みそか、2012年も終わりです。 私はかれこれ6,7年ブログを書き続けていますので、毎年大みそかの記事もたまってきました。 ○○年連用日記のような面持ちです。 しかし、昨年2011年12月は更新1回、大みそかもブログを書いていません。 今思い出すと、去年の今頃はMBAのアサインメント、試験対策で本当にくるしいかったので、そんな時間もなかったのでした。 当時、HRとマーケティングのアサインメントに死力を尽くし、ファイナンスの予想問題解答を音読筆写して丸暗記していました。 不思議なことに、今でも鮮やかに内容を覚えています。おそらくこれからも忘れないでしょう。 あり得ない量の勉強を通じて、自分の中に考え方のフレームというか、物事を整理するためのタンスのようなものが、しっかりと身についている感覚です。これは全く予想していなかった、大学院での目に見えない学びの成果です。 特にビジネスマンの方には、チャンスがあれば海外でMBAに挑戦されることを心からおすすめします。 私にとっての海外経験と大学院での勉強から得られる最大のベネフィットは、日々の仕事が、全く違った角度から見える感覚を得られる点です。 就職活動、創業活動に関しても記しておきたいと思います。 数年内に業界世界一を射程に入れている、ある外資系製薬会社のマーケティング職のお話、そしてM&Aを繰り返して売上3兆円を目指すある上場企業でのグローバル経理職のお話など、内定を頂戴していました。しかし全てお断りしました。 友人に話すと「もったいない!」という反応ばかりでした。 もうこんなお話、こないかもしれない・・・ しかし、語学学校をボランティア的に立ち上げ、PDCAを回しながら理想的なビジネスモデルを探るためには、すこし時間が必要でした。 戦略立案、マーケティングプラン、オペレーションプラン、そしてファイナンスなど、それこそMBAで学んだことを実際に使う作業です。 とはいっても、考えているだけだと煮詰まってしまうので、コツコツとホームページやSEO対策なども始めています。動きながら考える感じです。 MBAで学んだことは、使わなければすぐに忘れてしまいますので、実際に使ってみようとする意識があるだけでも、定着率がだいぶ違うなと実感しています。 ただちに創業、とはいかないと思っています。 設立するのが目的ではなく、持続可能性のあるビジネスとするには、まだまだ足りないものがおおいからです。まずは働いて、その足りないモノを補完する武器を集める必要があります。 ただ、職に就くにしても、まずは自分が将来に起こしたいビジネスの方向性と土台はしっかり築いて、働きながらPDCAを回せるようにはしたいのです。 本当に日本人の語学力、特に発信力を実用レベルまで高められるようなシステムが出来て、生徒のポジティブな反応を得られれば、ビジネスとして成立する可能性も高まります。 今年はMBA卒業という実り多き年でした。 来年もチャレンジを重ね、よりよき年としたいと思います。

MBAの卒業式

先週卒業式に出席してきました。 Assembly roomという由緒ある会場で、MBAを中心に修士課程の生徒があつまり、卒業証書をうけとりました。 一緒に出席した妻は、ハリーポッターの世界みたい、と興奮を隠せない様子で、色々と問題はありましたが、無事学位が取れてほっとしています。 日本の大学を卒業した時はなんの感慨もなく、意味あったのかと思ったりもしましたが、今回の卒業式は胸に迫るものがありました。 言い過ぎでなく、死ぬ気で勉強した、させられた経験のおかげかもしれません。 色々とやりたいことはありますが、機会があれば今度は国内でも海外でもいいので、純粋な好奇心をふかめ、PhDにも挑戦して見たいとおもいます。

MBA生、その後のキャリア

先日、MBAの卒業式で会った同級生と、懐かしい話に花を咲かせました。 主な話題はどうしても就職先になります。 キャリアの展開は、大きく分けて3つのグループに分かれていました。 1、前職の延長型 ・・・主に前職のキャリアを継続しているケースです。業界は若干変えつつも、職種は同じ転職をしています。 たとえば中国の携帯会社の人事職に収まった香港人、グローバルコンサルティングファームにステップアップしたイギリス人などです。 この派生パターンとしては、日本人会計士が日経商社の海外経理職に転じたケースもありました。 2、キャリアチェンジ型 ・・・前職とキャリアの連続性がなく、新しい職種にチャレンジしているケースです。 例として、軍人上がりでコンサルティングファームに転職したアメリカ人や、石油会社のエンジニアからファミリー企業のマーケティングマネージャーになったインドネシア人がいました。 インドネシア人の彼は、とにかく仕事が楽しいそうで、「MBAで学んだことが本当に役に立っている!」と嬉しそうに話していたのが印象的でした。KotterのChange Management(組織変革のための8つのステップ)なども実際に使っていて、「MBAは有用だよ」と言ってました。 3、独立起業型 ・・・独立して創業しているケースです。 数としては少ないです。特徴として、初期投資のかからないビジネスモデルを選んでいる例が多かったです。 たとえば、アムネスティで働いていて、MBA後にCSR(Corporate Social Responsibility)コンサルタントとして独立したイギリス人のケース。「自由でいることが、なによりも重要なの」といっていたのが印象的でした。 また別の業界でコンサルタントとして独立準備中のパートタイムMBA イギリス人、またイギリスに投資して投資家用ビザを取得予定のロシア人、なんてのもいました。 人それぞれ、いろんな人生があるんだなあと、自分のことは棚に上げて関心してしまいました。 その中でも特に、MBAをうまく利用して、自分のやってみたかった分野で新しい挑戦をしている人は、とても輝いていたように思います。 未知の領域のため、どうなるかわからないリスクがある反面、学んだ事を最大限に生かせる場を楽しんでいるかのようでした。 慣れ親しんだフィールドで確実に成果を上げていくキャリアもある一方、どうなってしまうかわからないようなリスクを取って未知に挑戦するキャリアもある。良い悪いはないのでしょう。 言えることは、人それぞれ、自分が本当に納得感のあるキャリア人生を送ることができれば、非常に幸せなんだろうな、ということです。 自分への自戒を込めて、卒業式で感じたキャリアについての感想を記録しておきたいと思います。