グループワークの学習効果

学部を問わず、イギリスの大学院教育はグループワークを重視しているなと、最近改めて感じます。 MBAも授業のほぼ毎日何等かのグループワークが組まれ、限られた時間でディスカッションやプレゼン準備を行い, その後評価対象である個人のアサインメント(ライティング)に取り掛かる、という流れですすみます。 ある人から、グループワーク重視の根底には、 「グループワーク→個人課題という流れのほうが、個人でいきなり課題に取り組むより教科理解が深まり、誤った方向に進む可能性が少ない」 という発想がある、と聞きました。 その通りだなと思ったのは、グループで3000wordsのエッセイを6人で分担して書くプロジェクトの際、あるノンネイティブのグループメンバーのライティングを見たときです。 授業の内容を過不足なく盛り込んでいて、英語の文章もシンプルかつ自然につながっている。 あぁ、美しい・・・ 目にしたのはA4用紙たった2枚のパラグラフですが、思わず目から鱗。 ノンネイティブが目指すべき最高峰の英語力、”simple English but complex ideas"の貴重なサンプルにすら見えました。 彼は難関の奨学金もゲットしている優秀なタイ人ですが、改めてその理由がわかりました。 彼のシンプルかつ自然な文章から、自分や他のグループメンバーのパラグラフが授業のポイントを外していたり、パッチワークのような文章になっていることにも、いやでも気づかされます。 自分も恥ずかしい文章は出せないなと、変なpeer pressureから必要以上に時間をかけてパラグラフをかきました。 しかし、私はグループメンバーの中で最低レベルの英語力、そこから絞り出した私の文章に対して厳しいフィードバックが来るかもしれませんが、それも大きな学びの一つになるはず。 時間ばかりとられ、厄介だと思いがちなグループワークですが、自分の視点の持ち方次第でさまざまな学びがもてるのだと思った次第です。