英語のAssignment (essay)を書き始める前に・・・

Sheffieldの大学付属語学学校に通っていたとき、ある先生から長いassignmentを書く秘訣について教えてもらったことがあります。 この先生、鼻にピアスをして髪もモジャモジャな、およそ教師には見えない風体ですが、わかりやすく教える優秀な教師でした。 彼はいつも、「とにかく、エッセーはアウトラインが固まるまでは決して書き始めるな」と言っていました。 「アウトラインを紙に書き出し、部屋中の壁に張る。 毎晩見返し、矛盾点をなくしていく。 トピックセンテンスとそれをサポートするアイデアを出来るだけ細かく書いて、修正を繰り返す。 筋の通った構成が完成して初めて、パラグラフを書き始めること。 書き始めた後に構成を直すことは難しいし、逆に構成が決まれば、あとはタイプするだけだから簡単。」 イギリス人の彼は、この手法で苦痛なくアメリカの大学院を卒業した、と言っていました。 私たちノンネイティブと彼では置かれた状況が違うためすべて鵜呑みにはできませんが、それでも構成を最重要視する、という点は参考になると思います。 英語力が足りないノンネイティブは、構成をシンプルかつ論理的にすることで、英語力のハンディを乗り越えるしかないかもしれませんが、最近は課題がたまってきた焦りから構成を固めずに書き始めていて、反省しています。

グループワークの学習効果

学部を問わず、イギリスの大学院教育はグループワークを重視しているなと、最近改めて感じます。 MBAも授業のほぼ毎日何等かのグループワークが組まれ、限られた時間でディスカッションやプレゼン準備を行い, その後評価対象である個人のアサインメント(ライティング)に取り掛かる、という流れですすみます。 ある人から、グループワーク重視の根底には、 「グループワーク→個人課題という流れのほうが、個人でいきなり課題に取り組むより教科理解が深まり、誤った方向に進む可能性が少ない」 という発想がある、と聞きました。 その通りだなと思ったのは、グループで3000wordsのエッセイを6人で分担して書くプロジェクトの際、あるノンネイティブのグループメンバーのライティングを見たときです。 授業の内容を過不足なく盛り込んでいて、英語の文章もシンプルかつ自然につながっている。 あぁ、美しい・・・ 目にしたのはA4用紙たった2枚のパラグラフですが、思わず目から鱗。 ノンネイティブが目指すべき最高峰の英語力、”simple English but complex ideas"の貴重なサンプルにすら見えました。 彼は難関の奨学金もゲットしている優秀なタイ人ですが、改めてその理由がわかりました。 彼のシンプルかつ自然な文章から、自分や他のグループメンバーのパラグラフが授業のポイントを外していたり、パッチワークのような文章になっていることにも、いやでも気づかされます。 自分も恥ずかしい文章は出せないなと、変なpeer pressureから必要以上に時間をかけてパラグラフをかきました。 しかし、私はグループメンバーの中で最低レベルの英語力、そこから絞り出した私の文章に対して厳しいフィードバックが来るかもしれませんが、それも大きな学びの一つになるはず。 時間ばかりとられ、厄介だと思いがちなグループワークですが、自分の視点の持ち方次第でさまざまな学びがもてるのだと思った次第です。

目に見える貢献

MBAの1週間集中のオペレーション授業が終わりました。 特に今週はContributionについて考えされられた週でした。 ネイティブやインターナショナルスクール出身が大半のグループにアサインされたのですが、とにかく議論についていけません。 英語力・教科の理解度が低いのはもちろん、グループワークのスタイルになじめていないのも原因でした。 教科を深く理解しているタイ人が議論をリードしたのですが、今回はいままで経験したことのないグループワークとなりました。 短期間で評価対象のプレゼンを準備するというグループワークだったのですが、日本的な”全員の合意形成をして作業を分担する”というスタイルではなく、とにかく自分の意見を持っている者が競ってスライドやレジュメなどの成果物を提示して、イニシアティブをとっていく、という流れで議論が進みます。 議論のスピードについていけず、建設的な意見を提示できない私は、ではスライドでも作ろうかとおもったら、英語に苦しんでいる別のノンネイティブがすでにつくっていて、唯一できうる目に見える貢献の機会を逃してしまいました。 上司と部下の関係ではなく、単にクラスメートが作業をするというフラットな関係なので、日本的な合意形成してゆっくり相手の出方を伺うスタイルではなく、勇み足の可能性があっても、出来ることはどんどん手をあげてやっていく、というスタイルが必要なのかもしれません。 外資系企業に勤めていたときも、”外資は手をあげたもの勝ち、やったもの勝ちだよ”と、先輩に言われたことがあったのですが、当時は日本人が95%を占めていた職場だったので、その意味が今一つピンと来ていませんでした。 しかし今週のグループワークで、先輩の言葉の意味合いがわかった気がします。 目に見える形での貢献をいかにするか・・・いまだクラスメイトの英語が理解できない情けない状況のなか、先の見えない戦いが続きます。