Sheffieldを去る

いよいよSheffieldを去る日が近づいてきました。 自分の故郷のような住み心地の良さになれてしまい、まだ実感がわきません。 会社のなかでちょうど中堅と言われる年代に差し掛かり、「このまま留学しなければ一生後悔する」と思い、何の当てもなくイギリスへ渡ったのがちょうど11か月前でした。 留学してから3か月は、英語も思うように話せず、IELTSも伸びない苦しい日々で、日本で会社に残っていた方が良かったのかな・・・と、正直少し後悔していました。 しかし徐々にさまざまな国の友人が増えたり、英語がちょっとずつ上達してくると、生活は一変して非常に充実した時間を過ごせました。 覚えているのは、楽しいことよりもつらかったことばかり・・・です。 昨年12月の大雪、氷点下10度の寒さに絶句したこと、にもかかわらずお金をけちって薄っぺらいビニールの上着だけでで過ごしてしまったこと 英語力が伸びず、大学院入学できない場合の強制帰国の影に常におびえていたこと、 真冬に愛車の自転車を盗まれたこと、 IELTSを何回受験したか分からなくなるほど受け続け、最後は問題を見るとアレルギーがでたこと、 フルタイムで授業を受けた後、あまりに低い英語力を改善するため、さらに別の学校でパートタイムのレッスンを受け、体力的にボロボロになっていたこと、 ・・・ いま振り返ると、アホかとおもうものばかりですが、これら留学当初つらかったことも懐かしい思い出になっています。 最初の留学地としてSheffieldを選択したのは正解だったかなと思えます。 非常に暮らしやすく、英語学習に集中できました。 新しい土地に移っても、また新たな出会いを大切にしたいと思います。  ありがとうSheffield!

UK ビザに想う

2011年7月からビザ制度が変更になり、日本を含む10数か国が"Low risk countries" として認定され、ビザ申請の際にIELTSの成績証明や、留学資金のBank statementの提出が免除されることになりました。 私はこれまで4回ビザの申請をおこない、そのうち証明書の不備で1度Rejectされていますので、今回の変更は日本人にとっては大変ありがたいものです。 英国に来てさまざまな友人ができましたが、そのうちのアフガニスタン人は「兄がトルコからトラックにのって密入国しようとしたが、ドイツで強制送還された。うんが悪かった」と、 何の悪気もなくケロリとしているのを聞くと、彼らに比べて日本は確かに"Low risk countries"だなと、英国のビザ制度変更に妙に納得してしまいます。 UK内でVisaを延長するには、郵便(By post)と直接申請(In person)の2種類があります。 直接申請は1日でビザを取得可能ですが、料金が日本円で約10万円と、郵便の2倍以上かかります。 個人的には郵便でビザ取得に5か月も時間を費やしてしまったので、これから申請するかたにはIn person をおすすめします。

ハングリーな東欧人に学ぶべき事

英語コースのクラスメイトに、ポーランド人の女の子がいます。 2週間の限定で英語を磨きに来たという彼女は、非常に貪欲です。 20歳の彼女は3年前にポーランドからイギリスにわたり、フルタイムでカレッジに通いつつ、週末は精神病院の夜間勤務をしています。 耳をうたがったのは、月曜日から金曜日は授業に出た後、金曜・土曜・日曜の18時から翌日の6時まで寝ずに患者を看護し、月曜の朝にそのままカレッジで授業をうけているのです。 つまり1週間で1日も休まずに勉強し、働いている。。 「体は大丈夫?」と聞くと、 「睡眠障害がすこしこまるけど、でも仕事は楽しいし、ポーランドではこれが当たり前だから。 あちらにいるより standerd of living は上がったし」  「将来はオーストラリアで理学療法士の資格をとって、そのあとはマンチェスター大学でビジネスを学び、日本で働きたい。これが夢」  というのです。 仕事の日給は90ポンド(約12000円)と比較的高いので、英国人ではなくなぜ彼女が職につけたのか聞くと、 "They think of working at night as disruptive to their life"  といい、こういった厳しい仕事は英国人もやりたがらないというのです。 ここから感じるのは、彼女は自分で明確な目標を設定し、自分の意思で人生をコントロールしようとしているからこそ、肉体的には厳しい生活も耐えられるのではないか、ということです。 もう一つは、英国のキツイ夜間の肉体労働を、経済力が劣るEUの国からやってきた労働者が支えていて、そしておそらくこういった傾向は、高齢化・少子化が進む日本でも起こりうる、ということです。 世界のDeveloping countriesの労働者が日本で働きたくても働けないのは、ビザ取得の問題と、言語の問題があると思いますが、もしこれらが解決されたら、厳しい労働条件もいとわない Hard working な労働者がせきを切 って日本にやってくる・・・ 日本人は自分たちが置かれている状況を、もっと世界の外から客観的に見る必要があると思います。 自分たちが抱いている不満・問題も、違う視点から見れば「あの国の人からみればまだマシだな」とか、「閉塞感を打破するには、結局会社や国に頼るのではなく、自分でなんとかするしかない」など、いろいろと気づけるかもしれない。 実際にぎりぎりまで働いている友人に出会い、これまでは単に新聞や本でしかイメージできなかった経済の大きな流れが実感できた気がします。