教会でのひとこま -英語の勉強のために参加して

もともとToeicが240点だったので、日本人最低レベルの英語力の私はいつも会話に苦労しています。 Sheffieldはイングランドの中央部に位置しており、訛りのきつい地域です。 とくにバスの運転手など労働者階級の人に顕著で、私の英語力では何を言っているのかわからない・・・ そんななかきれいな英語を話す人と出会って話を伺うと、たいてい高い教育を受けていることがわかります。 最近も教会で知り合ったイギリス人(ちなみに私はクリスチャンではありません)の発音に訛りが少ないので教育程度などを聞いてみると、オックスフォードにいた、という人でした。 話す言葉とソーシャルランクが密接に関係しているんだなと、改めて感じます。 ELTCのクラスメートの中国人がクリスチャンで、彼に頼んで時折教会に連れて行ってもらってます。 この国を理解するにはキリスト教の理解が不可欠かな、と思ったことと、純粋に英語力の向上のためです。 私はあまり積極的に行動するタイプではないのですが、たまたまLauguage exchangeという語学イベントで知り合ったマレーシア人の大学生に強い影響を受けて、さまざまなイベントに参加し始めました。 彼女はまだ19歳、中国系マレーシア人で、放射線技師を目指しています。 彼女のコースはネイティブ向けで、高い英語力がないとついていけないらしく、無料で英語に触れられるイベントを探し出してはせっせと参加していました。 といっても、マレーシアの中高校でほぼ英語で教育を受けているので、大学の準備コースには参加する必要のないほど英語力は持っている彼女です。 私に比べてはるかに流暢に話すので、これ以上英語を高める必要があるの?と思うくらいです。 彼女のすごさは、繊細そうにみえて神経が太いところでしょうか。 とにかく、ありとあらゆるイベントに飛び込んで、とりあえずニコニコしています。 Language exchange, church, conversation club, English free lesson, social activities・・・ 私はただただ、彼女の向上心と、居心地が悪いであろう見知らぬ集まりに足を運び続ける積極性に、関心してしまいました。 彼女がさまざまな活動を紹介してくれるので、居心地の悪さを感じつつも、断らずに参加するようにしています。 ここ最近では、彼女を招いての食事会、フランス人宅での食事会、無料の英語レッスン、Churchの主催する活動、パイプオルガンコンサートなど・・・ 私は発音が悪く、ネイティブに「は?」という顔をされることが多いので恥ずかしいのですが、もともと私の英語はTOEIC240点だからしかたないな~とあきらめ、くじけずいろんな活動に参加しようと思うこのごろです。

FT 大震災後は日本にとって変化への機会となる

本日のFinancial Timesで日本の特集記事がのっていました。 日本を襲った三重苦、地震・津波・放射能は、日本経済をポジティブに変えるきっかけになるかもしれない、という論調です。 壊滅的な被害を受けた東北では、車や家など生活のインフラを丸ごと立て直す必要があり、これが需要を作り出す。 今なお放射能におびえる東京などでは、生活必需品が買いだめられ、コンビニでは売上増を記録している。 赤十字にはすでに一千数百億の義援金が寄せられ、復興の需要を後押しする。 大災害の惨事が、逆にデフレに苦しむ日本を助けるきっかけになるかもしれない・・・という筋書きです。 ただ、戦後最悪の災害で国全体が一体となれる好機に、管首相のリーダーシップ不足が足を引っ張っている、という指摘もセットでした。 大災害のNegativeな影響だけに目をむけるのではなく、これを契機として、日本を良い方向に進めるきっかけとする。 長い目でみれば、大災害は「禍転じて福となる」。 そんな大局観をもつ大切さを、日本を覚めた目で見ているFTは教えてくれているようです。

Kateřina Šedá: Líšeň Profile

今日Sheffieldのmuseumで見た、Kateřina Šedá: Líšeň Profileという展示会は大変刺激的でした。 部屋に入ったとき、壁に500個もの単なるグニャグニャした線が書かれている紙が貼られていました。 子供のお絵かきかな?つまらない、と決めつけて部屋を出ようとしたのですが、説明を見ると次のようなことが書かれています。 この芸術家はチェコ出身で、チェコのとある町にある風景を描いている。この意味不明っぽい線の絵は次のようなプロセスで書かれている。 1、この芸術家が住む町にたくさんの教会があるが、まず教会のある風景を探す。 2、教会を含めた風景の外形を、針金で凸凹におり形どる。その際、人の横顔をイメージする。   ここで、絵に2つの意味を持たせる。 3、その針金の型から、鉛筆で紙に線を引く。  4、描いた人の横顔に似た人を、同じ町で探し、名前を聞く 5、水平には街並み、垂直には人の横顔に見えるよう、絵に加筆する 私が面白いなと思ったのは、何の変哲もない日常の風景から、芸術を生み出すという創造の力です。 凡人には飽き飽きするような街並みも、自分の設定したフレームワークで見つめると、途端に面白く、チャレンジングな遊びとなる。 私がMBAで勉強したいなと思った理由は、日々の単調で地味な仕事を、さまざまな角度、切り口から見て、楽しめるレベルになりたい、というものでした。 この芸術家は、おそらくどんなところに住んでも、どこで働いたとしても、自分なりの視点をもって生活を楽しむすべを持っている。 私も知的レベルを高め、日常を多様な視点から見て楽しめるよう、勉強と遊びを通じて視野を広げたいと思います。