別れ

MBAを卒業して8年が経過した。その後は。世界をまたにかけて働く人、国内に根を下ろす人。キャリア展開は様々である。

今後のキャリアを考え、研究することを考えていた矢先、訃報が届く。同窓生がなくなったという。

超エリートであり、当然将来を嘱望されていた出世頭であり、温厚な人柄で皆から愛された人であった。

現地で挙げた結婚式のビデオ撮影に失敗したとき、彼がハンディカムで式を撮影してくれて、本当にありがたかった。出世するのがわかる気がした。彼のおかげで、手作りの挙式は今も映像として残っている。感謝しきれない。

その後生まれた息子が、挙式の映像を見て外国に興味を持つようになった。今後ますますこの映像の価値は、私たち家族にとって高まるはずだ。地味な撮影を買って出てくれた彼のことを、ビデオを見返すたびに思い出す。

先日通夜に参列し、別れを告げた。同じぐらいの子供を持つ身として、言葉にならない。留学先で一緒にテニスをしたことを、昨日のことのように思い出す。

「やりたいことがあるなら、やっておいたほうがいいですよ」

「後悔ないように、家族にできるだけのことをしてください」

そんなことを彼が言っているような気がしてならない。

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