JETやALTなどの外国人教員を使ったspeaking testの効果

ネイティブ教員に対して、生徒が教科書本文の音読とRetellingを行う、スピーキングテストを導入しました。

音読は、本文は50秒以内で、ネイティブに伝わる発音で音読すること。
retellingは、本文の内容を示した写真やフレーズを見ながら、1分間本文について話すこと。
この2点がスピーキングテストの内容です。

効果は上がりました。

・授業内の音読に対する熱量が高まる
・写真を見ながら自分の言葉で本文を発話する、retellingを行うためには、内容の理解と本文の十分なインプットが必要であることを、生徒自身が実感できる
・ネイティブに伝えるという目的が生まれ、単語の発音に関心がうまれる
・家庭学習を行おうという意欲が(すこし)うまれる
・内容を理解しないとretellingできないため、結果として生徒の本文の内容理解が深まる
・たとえ2〜3分でもネイティブとone on oneで英語を話す機会を持つ事で、「英語で伝えたい」「伝わった」という感覚を持てる

改善点は以下の通りです。

・本文の単なる音読のみよりも、本文の重要語句を穴空きして音読させてインプットを深め、retellingを行い易くするほうがよい
・年度の途中から導入したため、speaking testの活動を十分理解していない生徒が多数みられた。
年度当初からspeaking testを導入すれば、「授業での内容理解や発音理解」→「授業内や空き時間での自己学習」→「speaking testにのぞむ」→「ネイティブにもっと伝えたい、という意欲が生まれる」という好循環が生まれ易い。
・retelling活動の意義を十分に伝える。
・授業の内容導入時に、oral introductionとして教師がretellingのモデルを見せる。分かり易く、シンプルな英語を心がける。
・retelling は、本文を丸暗記して、それを発話するもの、と考えている生徒が多いため、自分の言葉で言い換えて、相手に内容を伝えることを主眼に置かせる。
・文法訳読方式を取っていないため、explanationの時間を3〜5分だけ取るなど、どこかで丁寧な本文の文法事項説明を行いたいが、手法を試行錯誤中である。

私自身の気づきは次の通りです。

今年からの授業で、本文導入時にoral introductionを行い、生徒に「本時のゴール」を提示する方式を取りました。
当初はoral introductionに関心を見せなかった生徒も、speakingテストを体験したあとは、「ああ、授業内容がスピーキングテストとつながっているのだ」と理解できたようです。

また、毎回oral introductionを行うために、powerpointとscript作成を行う習慣が生まれました。
本文内容を自分自身が覚え易く、生徒にも理解し易いように編集し、スライドを作りながら英文のscriptも書きます。
私自身の本文理解が深まり、本文の口頭導入のためにscriptを暗唱し、ぶつぶつ発話練習しています。
本文自体の暗唱や完璧なシャドーイングをして授業に望みたいので、50〜100回以上は音読シャドーイングを行い始めました。
生徒への授業準備が、結果として自分自身の英語力向上にもつながる実感があります。

私のoral introductionや本文導入などを見た同僚の先生から、「これ、毎回やっているんですか。準備大変そうですね」と聞かれました。
しかし、英語を発話する、スクリプトを書くこと自体が楽しいため、それほど苦ではないのが実際のところです。

この1年で自分の授業の型を作ることを目標としてきました。
最低限の目標は達成できたかな、と思います。

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