初めて授業をして感じたこと

先日、初めて学生に英語を教える経験を得ました。
思った以上に、難しかったです。

まず、相手の英語レベルがわからない。
やる気のある生徒ばかりではない。むしろ、ほとんどの生徒が英語習得の意欲を失っているようにさえ見える。
そもそも教科書の内容(文法)がつまらない(ように見える、少なくとも生徒には)。

こんな状況下で、授業範囲もほぼ決まっていたため、あまり相違工夫の余地はなかったのですが、
それでもいかに分かり易く、楽しく文法を学習するかを考えて、出来るだけヒントを提供し、生徒が自分の力で「できた」と思えるような仕掛けを盛り込みました。最終的に、ペアワーク等で、実際につかう所までを体験してもらえるような授業構成です。

授業後、各クラスで、数名の生徒が寄ってきて「先生の授業、わかりやすいよ」という声をかけてもらいました。
こうしたフィードバックをもらったのは生まれて初めてだったので、大変びっくりしました。また、こうした声をもらうと、いかに嬉しいことか。
企業でのプレゼン経験、大学院留学経験など、全てを生かして授業すれば、普通の英語教師に伍する授業が十分できるという自信になりました。

特に40名もの生徒に英語を効果的に指導することは、様々なスキルや経験が求められることを体感しました。
例えば、

・授業マネジメント力

少人数授業ではないので、ある程度の規律なしには、授業をコントロール出来ない。
規律を保ちつつ、自由に発話する雰囲気をどうつくるのか。
難しいと感じました。

・英語力

努力するためには、ある種の憧れとか、夢が必要です。
そのためには、教師自身が英語を使う姿に、「おれもこうなれたらいいな」「英語勉強がんばってみようかな」と、生徒が少しでも思えるよう、英語を使う必要がある。
今回の授業で、私は、これまで仕事場でプレゼンしていた感覚で、腹式呼吸を意識して英語で話しました。
数名の生徒は驚きの声を発していました。他の生徒も、少しでも英語を好きになってくれたらいいのですが。

・英語教授法
他の授業を見学させて頂いた時のこと。
教師がある生徒に回答を指示すると、間違いを恐れて、おびえるように答える姿の生徒に、昔の自分を重ねました。

英語って言葉だから、間違いながら覚えるのが普通なのに。
40人クラスをマネージするためには、文法訳読式授業が都合がいいことは事実ですが、英語の間違いを極端に恐れる生徒達を見て、切なく思いました。

大学院に入学するためイギリスの語学学校で学んだ、あのダイナミックな英語の授業を、日本の学校でもなんとか実現したい。そのために、もっと、効果的な教授法を学びたいし、英語力も磨き続けたい、との思いを強くした次第です。

落ち着きのないクラスで、ふと大学院留学の話や、外資系での仕事について話すと、ふっとクラスの空気が変わって集中する瞬間があることに気づきました。興味ある事にたいしては、生徒は聞く態勢を示すようです。
教師の力量を、生徒はつねに値踏みしているようにも感じました。この話は聞く価値があるのかと。

一人でも多くの生徒を、「おれも留学したい、留学できる」と思ってほしい。
そんな授業を提供するために、私自身の英語力も英語教授法も、授業マネジメント力も、他の追随を許さない圧倒的なレベルに高めたい。
その為の努力を、今後も続けていきたいと思います。

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