イギリスの大学院の成績制度

イギリスの大学院の成績制度に関する情報が少ないため、私のMBAでの経験を記録しておきたいと思います。

大学院によっては点数基準などで細かい違いがあるようですが、大枠は同じです。

1、日本人の感覚と違い、100点中60点以上でGood、70点以上でExcellentとなる。

一般的な日本人には60点台は何とも低い点数のように感じますが、英国ではちょっと採点が辛めでして60点台は平均以上の十分な理解を示しているとみなされます。

これが70点以上となると、”素晴らしい理解度だ”と評価されたことになります。ネイティブでもかなり頑張らないと取れない、高いレベルです。

私の大学院では、MBAプログラムは大きく2つに構成されていました。通常のコースワークとプロジェクトです。コースワークはいわゆる座学で、MBAの基本と応用の授業を受けます。一方プロジェクトは修士論文作成で、実際のビジネス上の課題に座学で学んだ知識を応用し、新しい価値を生み出すことが求められます。

2、最終成績は大きく3段階で評価される。

大学院の成績は①”with distinction”, ②”with merit”, ③”なし”の3段階で評価されます。

①は平均70点以上、②は平均60点以上、③は59点以下です。

大学院のアドミンに聞くと、①は全体の5%のみだそうで、非常に狭き門です。卒業証書にしっかりと記載されます。

NativeのCVなどには、よく"with distinction"と記載して、大学院の成績をアピールしているのを見かけます。それだけ with distinctionは価値あるものです。

また②でも十分評価に値されるレベルで、卒業証書に記載されます。

③は卒業証書に記載なしです。

3、コースワークと修士論文それぞれの評価が重要となる。

With excellent を取るためには、大学院のコースワークと修士論文の両方で70点以上を取る必要があります。コースワークが50点台と悪くても卒論が80点以上ときわめて高評価でも、卒業証書にはwith distionctionとは記載されません。

私の周囲では、やはり女性の生徒が高い点数を取っていたように思います。本当に真面目で優秀です。

私は高い点数を取ること自体に意味を感じませんでした。

ただ、高い授業料を払って進学した大学院では、学びの機会を最大限に生かしたい、正しく深く理解をしたいと常々おもっていたので、その意味で点数は経営学への自分の理解度を測る大切な物差しだったのです。

その意味で、出来るだけ理解度を深めてその結果として点数が高くなるのが望ましいと思っていました。

自分の持てる能力・力すべてをひねりにひねり出して、言い私の最終成績は"with merit"でした。

いい過ぎでなく、死ぬ思いで人の3倍勉強した結果でした。

器用な人がちゃらりとポイントを押さえてMBAを立ち回る中、自分の不器用さだけが際立つ思いです。

やはり、私は頭脳明晰で器用なエリートなんかではなく、泥臭い努力の似合う不器用な男なんだな・・・

努力に努力を重ねてやっと人並になれるんだ、と気づきます。

これが能力の限界でもあったのだと受け入れざるを得ない一方で、

TOEIC240点だった私でもここまでできたんだ、全てを出し尽くしてこれだったのだと、爽やかな思いもあります。

やはり、私は白帯魂を忘れてはいけないんだと肝に銘じました。それさえ忘れず謙虚に努力し続ければ、なんとかはなる、と。

卒業証明書にある”Master of Business Administration with merit"の文字は、

私に”永遠の白帯魂”の大切さを教えてくれています。

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