イギリスの大学院で学んだ、レポートの書き方(簡易版)

昨日は30年ぶりの大雪でした。
家が寒いため、自宅近くの暖房がよく効いたカフェにいって、暖をとっていました。

一ヶ月ほどかけて、次の4科目のエッセーを本日ようやく書き上げました。
英語だけでなく、教育心理学に興味があり、関連科目を取っています。
「スピーチコミュニケーション1」
「発達と学習」
「英米事情Ⅱ」
「現代教職論」

平日はフルタイムの職があるため、早朝や週末を使ってかきます。
時間がないため、イギリスの大学院で学んだ論文作成法で取り組んでいます。
これは本来は修士論文やアカデミックペーパーを書くための知識ですが、日本の大学のレポートではそこまで細かい点は必要ないため、簡易版としてまとめてみました。日本の大学生がレポートを書く際にも使えるテクニックです。

1、まず、レポートやエッセーの「問い」を分析する。

イギリスの大学院準備コースに通ったさい、厳格な教師に口を酸っぱくして言われたことばがありました。

「お前は問いを理解しているとは思えない!」

どんなに大量に文字を書いても、まず「何が問われているか」を把握しないことには、良い答案は書けません。

ここに十分な時間をかけて問いを分析できるかどうかが、レポートの質を決めます。

例えば、「論じよ」という指示であれば、自分の立ち位置だけでなく、対立意見もカバーすることで、自分の視野の広さを示すことができます。

くれぐれも、問いの分析をせずに、いきなり書き始めることは避けてください。
何が問われているのか、何度も何度も考えてください。

2、ざっくり構成を決める

レポートを書く上で、論理構成は重要です。
レポートを評価する方の立場に立てば、「なんとなくシックリくる」という内容であれば合格点を与えやすいのです。

序論ー本論ー結論
が一般的なフレームワークです。

序論では、まず多くの人がもっている共通認識から始めます。
そこから徐々に求められている「問い」へと絞り込む。逆三角形の構成です。

本論では、説明したり、対立する意見を書いて論じたりと、大切な項目です。

最後に、結論では序論と本論の内容を軽くおさらいします。将来への課題などもコメントしてもよい。

3、素材を集める

自分の意見や想いだけでは、説得力あるレポートを書くことは難しい。
そのため自分の主張をサポートするための資料を集めます。

週末は大学図書館に足を運び、関連しそうな参考文献を20冊ぐらい集め、そこから速読して必要な素材を集めます。目次や索引を使って、必要なキーワードを探します。全部読む必要はいっさいありません。

他の著者の文章は「引用」や「出典」を明確にして使用します。日本ではこのあたりの指導はまだまだ緩いですが、欧米ではプレジャリスム(盗用)は最大のペナルティを受ける、絶対にやってはいけない最重要事項として生徒に教育します。

4、素材を基に、構成を再検討する。

フレーウワークのどの箇所に、どの参考文献の内容を使うかを考え、適切な構成を決めます。
ここまでくれば、80%レポートは終わったも同じです。

5、事実と意見を明確に区別して書く
構成を決め、参考資料もあつめた後は、それを文章にしていきます。
自分の意見と、それをサポートする事実を、明確にして書きます。

日本の教育だけをうけていたらわからなかったのですが、英国の大学院での勉強を通じ、レポートを書く課程で、論理性や専門知識が鍛えられることに気づきました。書くことは、大変有効な教育法です。多くの人がレポートを書くことを苦痛に感じず、楽しんでほしいと思います。

6,前の文を説明するつもりで、次の文章を書く

これはわかりやすい英語のエッセーを書くためのスキルですが、日本語にももちろん使えます。
文と文が論理的にスッキリ繋がっていると、読み手はそれを読みやすいと感じます。
そのために、常に次の文を書くとき前の文を説明しようと意識するだけで、文のつながりが良くなります。

以上、簡単ですがまとめてみました。

コメントを残す