先ほどようやく『英語学概論』のレポート2つを書き終えました。
課題は①語用論、②SVOAとSVOOの相関関係についてを選びましたが、非常のおもしろかったです。
私は大学時代は政治学、仕事は会計ファイナンス、大学院はMBAでしたので、こういった「言語学」は全くの門外漢です。かなりのアレルギー。
テキストや指定された入門書を買って、レポート課題に答える作業は敷居が高く感じましたが、すこし言語学の概要が見えてきた気がします。
留学中や実務では、英語を言語学の観点から考えたことは当然ないのですが、言語学を学習することで多くを気づけました。「なぜ英語教師は英語をこのように教えたのか」。
例えば、
「なぜ大学院で修士論文を書くとき、文章全体の旧情報と新情報の結びつきが最も大切だと教わったのか」などの理由が今更ながらわかったのです。
日本語やロシア語は、文中の語順を入れ替えても、意味はかわりません。格変化によって意味を表すからです。
しかし英語は格変化がほとんどないため、語順をかえることで文の意味を表します。
それだけいっそう、文章の中のどこに既知の情報をいれ、未知の情報をいれるのか、といったことが重要になるのです。
この辺り、日本人が取っ付きにくいところと言えます。
昨年末から取りかかったレポートが2つ終わり、ほっと一息。
独学で学ぶよりも、通信教育は効率がいいです。
適切なテキストと、理解を深めるためのライティング課題が、学習効果を深めます。