広告しないのは、暗闇で美女にウィンクするようなもの

今月の日経新聞は、マーケティングの大家フィリップコトラーに私の履歴書を執筆させています。
彼が自伝を書くのは今回が初めてとのこと、日本人に配慮した内容で大変おもしろいです。

経済学でPhDを取得した彼が、マーケティングに興味を抱いて新たな理論を打ち立てていく様は、大変刺激的です。マーケティングはサイエンスなのだ。

連載の中で印象的な言葉がありまし。
彼の同僚が言った言葉です。マーケティングの重要性をよく物語っています。

「広告しないということは、暗闇で美女にウィンクするようなものだ。何をやっているのか相手にまったく伝わらない」

広告と聞くと、つい耳障りがよく、企業側の都合を押し出してくる宣伝、と感じる方はおおいのではないでしょうか。
しかし良いサービス、良い製品を開発したのならば、顧客に正しく伝えなければならない。さもなくば、存在していないのと同じなのです。

コトラーの”ソーシャルマーケティング3.0”を読むと、ソーシャルメディアを使って情報にアクセスしたり発信したりする消費者は、かつてないほど力をもっている、と言っています。

不正はすぐに告発され知れ渡る。正直であることは企業の存亡に関わる。
また強力な消費者に共感されるような、企業のストーリーを語ることが、これまで以上に重要だ、とも指摘しています。

時代の流れを読み、適切なマーケティング活動を行うことが、これまで以上に組織にとって重要となっています。この本は企業だけでなく、個人のマーケティング活動を効果的に行うためのヒントにあふれています。

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