文法をどのように学ぶべきか。迷っている人は多いようです。
文法は、活用レベルまで習熟させることを目指すことが大切です。
具体例として、Grammar in Useで使える文法力を身につけた人の例を挙げたいと思います。
以前豪州へ行った時、学位取得をせずに現地で遊び歩いていた人と出会いました。
遊んでいたとは行っても、彼は流暢な英語を操っていて、IELTS6.5を取っていました。
留学したいと思いながら、なかなか英語力を高める方法が分からなかった私は、彼に英語をマスターする方法をきいてみました。
かれは次のように言いました。
「僕は大学院に行くため、豪州に来ました。
1年目は語学学校に行きましたが、ほとんど意味はなかったです。
サッカーが好きだったので、現地のチームに入って遊んでばかりいました。
そのうち英語を正しい文法で話せるようになりたいと思い、English Grammar in Use を繰り返し解きました。
図書館にかよって1年間で7回転ぐらい解いたでしょうか。
文法の基礎が固まった後にサッカーの仲間と話す練習が出来て、これで英語に不自由しなくなりました。」
結局彼は大学院に進まずに日本へ帰国し、英語力を生かして転職を重ねています。
彼の経験から英語上達に参考となる点は次の通りです。
1、ブロークンな英語ではなく、正しい英語を身につけるため文法書に取り組むこと
2、その文法書は、世界的に定評のある、運用を目的とした物を使用すること
3、文法書は1度解いて終わりではなく、繰り返し解く。教材を絞って文例まで徹底的に覚える。
4、繰り返し解いて、使える文章を暗記する。
5、暗記した文章を、実際に会話で使ってみる。
つまり、文法を勉強して終わり、ではなく、つねに実際に使うことを想定して、文法を学ぶことが大切なのです。
もっと具体的にいうと、文法を学ぶというのは、「内容を理解し、暗記し、会話でパッと自在に使えるまで習熟させること」を意味します。ここまで取り組んで初めて、学んだ文法が活きてくるのです。
そのために、Grammar in Useは、会話で使える文法能力を高めるための、一つのツールとなりえます。