Received pronunciationをしっていますか?

received pronunciationという言葉をご存じでしょうか。

英国の舞台俳優や政治家、BBCのアナウンサーなどが話している英語のことを指します。

Receivedの意味は、自然に学んだのではなく、意識的にトレーニングして獲得した発音、から来ているといいます。

特徴としては、はっきり長くアクセントを発音する点が挙げられます。

われわれ外国人には非常に聞き取りやすいですが、ネイティブにとっては気取って聞こえるそうです。

あるイギリス人は、
「こんな気取ったreceived pronunciation話したら、友人を失うわ」と笑って言います。

イギリスに来てはじめに驚いたのは、「私が出会った大半のネイティブはBBCのような美しい英語を話さず、訛りまくった英語を話す」ということです。

発音とソーシャルランクが密接につながっているイギリス社会では、received pronunciationは一般大衆が話す必要のない発音とも言えます。

たとえば私が暮らしていたイングランド北部のSheffieldは、強い訛りで有名です。私が出会ったネイティブはほとんどすべてヨークシャー訛りの英語を話していました。

当初英語ができないなかで、追い打ちをかけるような訛り攻めに、辟易としたことを思い出します。

そんな中でも非常に聞き取りやすい英語を話すイギリス人にあった時、「あなたの英語は聞き取りやすい」と伝えると、決まって次のような返事をされました。

ケンブリッジやオックスフォードで学んだとか、イングランド南部に住んでいた、などです。

これは、一般的に高学歴の人は、家庭も裕福であり、幼いころからグラマースクール(私学)でreceived pronunciationを学んでいるからです。またイングランド南部は北部に比べて豊かであり、子供に良い教育を与えようという家庭が多い事情もあります。

つまり、英国人でも、社会的に認められたポジションにつくためには、received pronunciationを練習して習得する必要がある。正しいとされている英語の発音を習得するには、それ相応の教育が必要で、それが本人の家柄や経済的余裕なども暗に示しているともいえます。

野心的なネイティブは正しい発音を習得するために幼いころから努力している。英語でキャリアデベロップメントを目指すノンネイティブも、もっと発音を真剣に学んでもよいのかもしれません。

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